46章、呪いの王は狂愛する ページ49
｢条件は2つだ。1つ、契闊と唱えた時お前は俺に絶対的に逆らえなくなる。俺の命令が絶対となる。2つその事を忘れる事だ。｣
｢え？…｣
彼女はその条件の違いに酷く動揺した。
理由は世界をその瞬間変えてしまった気がしたからだ。
｢なんで…？｣
｢動揺しているな？
お前の記憶と違うからか？｣
｢その反応……かわいいなあよいよい…
だが、悠里
俺は呪いだ…お前はよくわかっているはずだろう？｣
閻魔のような笑みを浮かべ宿儺は彼女を今度は起き上がらせると自身の膝の上に座らせる。
｢ケヒヒッ…この条件を呑めば…
心臓を治しお前の記憶にある
小僧と同じく生き返らせてやろう…｣
｢ッ…｣
｢言ったはずだ…お前はいずれ俺のものにすると、｣
彼女は震えた。怖かった。
全てに置いてのまさかの行動制限
彼の目は本気だった。
彼女は下を向き宿儺に問う。
｢前も聞いたけど…なんで私なの？｣
｢1000年ぶりの感覚だと言っただろ？｣
｢なら…宿儺くん、
私はあなたにその間従うしかないけど…
お願いがあるの…その間は
…私に絶対人を傷つけさせないで…｣
彼女の言葉に宿儺は酷く笑みがこぼれた。
今までにない感覚と感情を目の前の少女に抱いている事にだ。
愛などくだらないと思っていたが……
お前は別のようだ。
心も身体も…全て壊して手に入れたいくらいだ。
｢世界を変えるためには、仕方ないからあなたとの契約呑むよ……だってあなたは何処まで行っても呪いなのだから…｣
｢けど私とのもうひとつの賭け…忘れないでね…｣
｢あぁ…忘れないさ…悠里…｣
宿儺はそう彼女の名前を再び呼ぶと
彼女の頭を自身の方へ引き寄せる。あまりの勢いに彼女は驚き逃げようとした。
が、宿儺が離す訳がなく。
宿儺は、なんとそのまま彼女の唇に口付けをした。
｢んっ…｣
｢チュッ…ん…｣
息のできない悠里は必死に抵抗を続けるが宿儺に手を抑えられ出来なかった。
解放され、目に涙をためる彼女の涙を舐め宿儺は言った。
｢これは、契約だ。お前はこれからたくさん後悔するのだろうなあ…｣
｢ケヒヒッお前は花嫁だ。誰にも渡さぬ…絶対にな……｣
｢さあ…楽しもうではないか？お互いに｣
すると、彼女の意識が揺らぐ
そして、宿儺は彼女の首に唇をした。
チクリと鈍い痛みが走り、
彼女は現実世界に戻されていく。
その首にはしっかり宿儺の印が刻まれた。
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雨霧(プロフ) - ミツさん» わあ！ありがとうございます¨頑張ります♡楽しみにしててください (10月4日 6時) (
レス) id: 927e33e5f6 (このIDを非表示/違反報告)
ミツ - きゃ〜（≧∇≦）宿儺様、積極的で素敵〜（≧∇≦）オリジナルはこうでないと(^_−)−☆ヒロインちゃん狙われてしまい、これからどうなるか、ドキドキ♡私としては真人とどう絡ませるのか、気になります（≧∇≦）更新、楽しみにしてまっす(^o^) (10月4日 0時) (レス) id: 0c597de051 (このIDを非表示/違反報告)
雨霧(プロフ) - さくらさん» わああ😭嬉しいお言葉感謝です頑張ります (9月29日 12時) (レス) id: 927e33e5f6 (このIDを非表示/違反報告)
さくら - とても大好きです、もっとたくさんを読みたいです!更新、いっぱい書いて頑張って下さい!楽しみに心待ちしています🌸(*´ω｀*) (9月28日 18時) (レス) id: d8650f1f20 (このIDを非表示/違反報告)
雨霧(プロフ) - ミツさん» わあ！コメントありがとうございます！これからじゃんじゃん面白くしていきますので楽しみにしててください！ (9月27日 10時) (レス) id: 927e33e5f6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雨霧 | 作成日時：2023年9月21日 4時
