検索窓
今日:42 hit、昨日:92 hit、合計:209,310 hit

40章、呪霊姫は呪いの王と賭けをする ページ42

伏黒は彼女が恐らく帰らない気でいる事を察していた。
だが、
彼は顔をさらに歪ませながら式神をだし
その場を去る事しか出来無かった。

自分がいてもお互い死んでしまうのが落ちだ。

死ぬなよ!!…虎杖、釘崎!!

釘崎もまた大量の呪いを相手にしながら、
別れた親友や、あの時自分が呑まれた時の彼女の顔を思い出した。

「あいつ…きっと私たちを最初から逃がすために…大丈夫よね?…」

そして、残された彼女は、呪霊に向かい不敵に笑った。

「さて?呪いさん!しばし地獄のデートをしようね!」
呪いは楽しげに呪力の光らしきものを口から吐き出す。

彼女は、それを軽々と避ける。

「うわあ…あれ当たったら痛いよね?」

(ヒメヒメアソボ)

「ハイハイ、遊んであげますよ」

彼女は少しだけ術のようなものが昔から使える。
恐らくそれを使えば、
この呪霊は倒せるかもしれないが…
今の私は正直かなり体調が悪い
恐らくあの呪霊の中に宿儺の指があるからだろう。
だから、共鳴がこちらまで来ているし、
後、死んだ人の悲鳴が酷いのは、ここが刑務所だからだ。

ほんとうに…相性が悪い場所と言える。

彼女がそう考えていると、彼女の頬が再び口を開いた。

「ケヒヒっ随分と体調が悪そうだなあ…変わってやろうかあ?まあお前の仲間も殺すがな!」

「わかる?でも、殺すならっ…嫌だ」

「ケヒヒっお前は、ほんとうによくわからんなあ
力を使えばあやつなどゴミ以下だろうに」

「言ったでしょ?っ力なんてないって…」

「ケヒヒっお前…死ぬ気かあ?」

楽しげにそう言う宿儺に

彼女は、今頃釘崎を助けている伏黒と、助けられたであろう釘崎の顔を思い浮かべた。

「もっと…お話はしたかったかな!!でも、まだ私は死ぬ訳にはいかないの!」

だから、
彼女は伏黒の玉犬の声を聞きながら宿儺に言った。

「宿儺くんちょっと私と…賭けをしよ?…」

「ケヒヒっほう…」

そして、その瞬間風とともに彼女の姿は宿儺に変わった。

「つくづく面白い小娘だ。」

41章、呪いの王の強さ→←39章、君は生きて?



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (208 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
340人がお気に入り
設定タグ:成り代わり , 呪術廻戦 , 愛され   
作品ジャンル:アニメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

雨霧(プロフ) - ミツさん» わあ!ありがとうございます¨頑張ります♡楽しみにしててください (10月4日 6時) (レス) id: 927e33e5f6 (このIDを非表示/違反報告)
ミツ - きゃ〜(≧∇≦)宿儺様、積極的で素敵〜(≧∇≦)オリジナルはこうでないと(^_−)−☆ヒロインちゃん狙われてしまい、これからどうなるか、ドキドキ♡私としては真人とどう絡ませるのか、気になります(≧∇≦)更新、楽しみにしてまっす(^o^) (10月4日 0時) (レス) id: 0c597de051 (このIDを非表示/違反報告)
雨霧(プロフ) - さくらさん» わああ😭嬉しいお言葉感謝です頑張ります (9月29日 12時) (レス) id: 927e33e5f6 (このIDを非表示/違反報告)
さくら - とても大好きです、もっとたくさんを読みたいです!更新、いっぱい書いて頑張って下さい!楽しみに心待ちしています🌸(*´ω`*) (9月28日 18時) (レス) id: d8650f1f20 (このIDを非表示/違反報告)
雨霧(プロフ) - ミツさん» わあ!コメントありがとうございます!これからじゃんじゃん面白くしていきますので楽しみにしててください! (9月27日 10時) (レス) id: 927e33e5f6 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:雨霧 | 作成日時:2023年9月21日 4時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。