39章、君は生きて? ページ41
あぁ……ほんとうに嫌な体質と運命だよね
彼女とは裏腹に
伏黒は目の前の状況に身体が動かなかった。
それは間違いなく特級の気配であり
息すらままならない。
間違いない……特級だ。
だが、そんな伏黒の体を誰かが押した。
驚き目を見開き見れば、
彼女は笑っていた。
「虎杖?!」
「伏黒くんっ……逃げて?」
「は?!何言ってるんだ?!お前フラフラじゃないか?!」
「っ特級にあったら逃げるか……死ぬかなんでしょ?ならっ…死が決まってる私が残るのが1番いいでしょ?…」
「何言って……」
彼女はフラフラの身体を支えながら
伏黒に向け指を指す。
「このままじゃみんな死んじゃうからね!野薔薇ちゃん探して逃げて?野薔薇ちゃんの方が厄介そうだし、数が多い……」
「おい?!お前」
数の把握なんて……本来ならできないはずだ。
だが、悠里にはそれが出来た。
禍々しいオーラを察する事も、生死も全て
大丈夫……まだ死期は見えていなかった。
私の介入で彼等が死ぬことはない。
大丈夫。
「私強いからね!伏黒くん大丈夫だよ……ただ、出てったら宿儺くんに変わるね?」
「はあ?!出来るわけ、」
「んー……やってみないことには分からないし、あ、とりあえず宿儺くん今だとあなたほかの子きっと殺すよね?」
彼女の言葉に彼女の頬の口が嘲笑う。
「ケヒヒっよくわかってるなあ……」
「だよね?しかも私が死んでもあなたの魂他にあるしね?」
呆れながら彼女は楽しそうな目の前の呪いにも話かける。
「あなたも産まれたてで楽しみたいでしょ?私とデートしよ?」
「虎杖?!…」
伏黒の歪む顔に彼女は彼の背をさらに押した。
「迷わないで?大丈夫…あとね頼みなんだけどさ…あの外にいたお母さんに伝えてあげて?
息子さん謝ってたってありがとうって言ってるって…」
「何言って」
「もし、私が帰ったら教えてあげるね?
だから頼んだよ」
「合図はよろしくね?バイバイ」
生きて走って…そして、これから君にする事を謝らせてね、
さあ始めよう…私はこの世界で産まれ死にゆいた少年の未来を変える。成り代わり
私はまだ死んではいけないが、
しばしの別れの時
笑って伏黒くんと野薔薇ちゃんを送るんだ。
「頑張ってね…また会える日まで」
40章、呪霊姫は呪いの王と賭けをする→←38章、嫌な予感はよく当たる
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雨霧(プロフ) - ミツさん» わあ!ありがとうございます¨頑張ります♡楽しみにしててください (10月4日 6時) (レス) id: 927e33e5f6 (このIDを非表示/違反報告)
ミツ - きゃ〜(≧∇≦)宿儺様、積極的で素敵〜(≧∇≦)オリジナルはこうでないと(^_−)−☆ヒロインちゃん狙われてしまい、これからどうなるか、ドキドキ♡私としては真人とどう絡ませるのか、気になります(≧∇≦)更新、楽しみにしてまっす(^o^) (10月4日 0時) (レス) id: 0c597de051 (このIDを非表示/違反報告)
雨霧(プロフ) - さくらさん» わああ😭嬉しいお言葉感謝です頑張ります (9月29日 12時) (レス) id: 927e33e5f6 (このIDを非表示/違反報告)
さくら - とても大好きです、もっとたくさんを読みたいです!更新、いっぱい書いて頑張って下さい!楽しみに心待ちしています🌸(*´ω`*) (9月28日 18時) (レス) id: d8650f1f20 (このIDを非表示/違反報告)
雨霧(プロフ) - ミツさん» わあ!コメントありがとうございます!これからじゃんじゃん面白くしていきますので楽しみにしててください! (9月27日 10時) (レス) id: 927e33e5f6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:雨霧 | 作成日時:2023年9月21日 4時