32章、2人の少女のイカレ具合 ページ34
悠里にとっては初めての任務であり、自分の力を試すチャンスだ。彼女が前向きに考えていると
五条が彼女に短刀を渡した。
「悠里……多分大丈夫だと思うけどこれ使って?」
彼女は、半分呪いであると同時にうちに力を秘めてる事を五条は、わかっている。だからの試しであった。彼女は、短刀を貰うと首をかしげる。
「これなんです?」
「呪具屠坐魔……呪力のこもった武器だよ…あとわかってると思うけど宿儺は出さないでね」
五条の忠告に彼女は、笑った。
「任せてください大丈夫ですよ……彼は出しません野薔薇ちゃんもみんなも怪我しちゃいますから」
釘崎と建物に入ると、残された伏黒が心配そうに五条を見る。
「やっぱ俺も行きますよ?」
「無理しないの病みやがりなんだから」
「でも……虎杖は、よう監視でしょ?」
「まぁね…もちろん悠里の力も気になるけどけ今回試されてるのは野薔薇の方だよ…」
五条の言葉に下を向く伏黒
「心配?」
「別に……」
「悠里ってさ……イカレてんだよね」
「死に対する恐怖が無さすぎるというか余裕で自己犠牲できちゃうんだよ……いくら呪いがみえてた子だとしても」
「普通の高校生だった子なのにさらに言うと
君も知ってるだろ?夏油傑」
「!!」
「あの子夏油傑の密会してた女の子だったんだよね」
「それ……上層部が探してた子じゃ……?!言ってないんですか!」
伏黒の動揺に五条は、楽しげにビルを指さした。
「言ったらまっさきに死刑だよ…その点でも僕らはあの子の力を知らなきゃいけない。
でも、今日は、野薔薇のいかれっぷりが見たいんだ……」
建物に入った2人はキョロキョロと呪いの気配を辿っていた。
「あーダル……なんで東京に来てまで呪いの相手なんか……しかも一緒なのはほぼ素人だし」
階段の途中でそう漏らす釘崎に悠里が言った。
「呪い祓いに来たんでしょ?」
一方釘崎は、彼女と2人きりになって
彼女の異質さを感じていた。
この女なんだ……
呪いがやけに集まっており、ニコニコしている姿から見て悠里はかなり不気味に見えたのだろう。
「二手に別れましょ?私は1Fからあんたは下からね?」
釘崎の提案に悠里は、言った。
「多分……上に人質いるかもだから、何かあったら言ってね?野薔薇ちゃん」
「気安く呼ぶな!しかも一昨日までパンピーだったやつに言われたくないササッと行きな!」
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雨霧(プロフ) - ミツさん» わあ!ありがとうございます¨頑張ります♡楽しみにしててください (10月4日 6時) (レス) id: 927e33e5f6 (このIDを非表示/違反報告)
ミツ - きゃ〜(≧∇≦)宿儺様、積極的で素敵〜(≧∇≦)オリジナルはこうでないと(^_−)−☆ヒロインちゃん狙われてしまい、これからどうなるか、ドキドキ♡私としては真人とどう絡ませるのか、気になります(≧∇≦)更新、楽しみにしてまっす(^o^) (10月4日 0時) (レス) id: 0c597de051 (このIDを非表示/違反報告)
雨霧(プロフ) - さくらさん» わああ😭嬉しいお言葉感謝です頑張ります (9月29日 12時) (レス) id: 927e33e5f6 (このIDを非表示/違反報告)
さくら - とても大好きです、もっとたくさんを読みたいです!更新、いっぱい書いて頑張って下さい!楽しみに心待ちしています🌸(*´ω`*) (9月28日 18時) (レス) id: d8650f1f20 (このIDを非表示/違反報告)
雨霧(プロフ) - ミツさん» わあ!コメントありがとうございます!これからじゃんじゃん面白くしていきますので楽しみにしててください! (9月27日 10時) (レス) id: 927e33e5f6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:雨霧 | 作成日時:2023年9月21日 4時