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29章、彼女の価値 ページ31

血を吸われ、彼女の力はどんどん入らなくなった。

「っん……やめ」

少ない抵抗も意味無く
さらに押さえつけられ彼女は咄嗟に自分の力を使おうとした時だ。宿儺が言った。

「ほう……お前…1度死んでいるのか、」

「っ?!」

宿儺が離れ、彼女は、すぐに宿儺に噛まれた首を抑えた。

「しかも…かなり興味深い……」

まるで玩具で遊ぶ子供だ。

「お前……この世界の人間では無いなあ……」

ニヤリと笑う彼に焦る彼女
最悪だ。1番バレたくないやつにバレた呪いの王は彼女の事実を知ると、さらに彼女の動きを封じた。
彼女はこの場所から逃げる方法を考えるが、
一行に思いつかない。それくらい宿儺に勝てるビジョンは彼女にはなかった。
すると、宿儺は彼女にそっと耳打ちをする。

「けひひっなるほどなあ……なるほど……
お前も立派な人殺しなのだなあ……
過去の死も凄惨なものだ。今更…人を…助けたとしても何も変わらんぞ?」

「さあ小娘……もっと見せろお前を
お前の力を
全てをいいぞ、虎杖悠里…俺はお前に興味が湧いた。さあ俺をもっと楽しませろ!…」

狂気的なその瞳は
彼女の顔を恐怖へと
変える。

「っ宿儺くん…随分楽しげだねっ」

「お前の記憶に興味深い内容が多いのもあるが、
何よりお前の血が美味いのだ。力もわくしな
飽きん」

「っ……なんで私を選んだの?誘導してたでしょ?っ」

彼女は、気づいていた宿儺が自ら彼女を呼び寄せ、彼女に近づいた事を指を飲ませるよう仕向けたのも紛れもない彼だ。
悠里の問いに宿儺は彼女の頬に優しく触れる。

「1000年ぶりの感覚だ…
…お前は俺のものだ血を飲めばわかる…お前……いや悠里」

「お前は紛れもない呪いの花嫁だ」

「呪いの花嫁?」

「少し何年も前の話をしてやろう。
呪いの花嫁は、
人に渡れば最高の力を人々にもたらした。
が、それは我々呪いも同じだった。」

「お前は特別だ…これは…運がいい」

「つくづく、呪術師は、愚かだ。
お前の価値を本当にわかっていない……」

宿儺は彼女を強く抱きしめ言った。

「いずれ、お前を我がものにする……
それまでせいぜい……俺を飲んだこと後悔するといい!!」

彼女はその瞬間目を覚まし、
現実世界に返された。
彼女は、首に触れ先程あったことが現実であることを再確認する。

彼女は、震える肩を抱きしめ鏡を見ると言った。

「また……私は狙われなきゃいけないの?っ……」

30章、制服に着飾って→←28章、呪霊姫と呪いの王は対話する



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設定タグ:成り代わり , 呪術廻戦 , 愛され   
作品ジャンル:アニメ
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雨霧(プロフ) - ミツさん» わあ!ありがとうございます¨頑張ります♡楽しみにしててください (10月4日 6時) (レス) id: 927e33e5f6 (このIDを非表示/違反報告)
ミツ - きゃ〜(≧∇≦)宿儺様、積極的で素敵〜(≧∇≦)オリジナルはこうでないと(^_−)−☆ヒロインちゃん狙われてしまい、これからどうなるか、ドキドキ♡私としては真人とどう絡ませるのか、気になります(≧∇≦)更新、楽しみにしてまっす(^o^) (10月4日 0時) (レス) id: 0c597de051 (このIDを非表示/違反報告)
雨霧(プロフ) - さくらさん» わああ😭嬉しいお言葉感謝です頑張ります (9月29日 12時) (レス) id: 927e33e5f6 (このIDを非表示/違反報告)
さくら - とても大好きです、もっとたくさんを読みたいです!更新、いっぱい書いて頑張って下さい!楽しみに心待ちしています🌸(*´ω`*) (9月28日 18時) (レス) id: d8650f1f20 (このIDを非表示/違反報告)
雨霧(プロフ) - ミツさん» わあ!コメントありがとうございます!これからじゃんじゃん面白くしていきますので楽しみにしててください! (9月27日 10時) (レス) id: 927e33e5f6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:雨霧 | 作成日時:2023年9月21日 4時

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