28章、呪霊姫と呪いの王は対話する ページ30
呪術高専にきたその日の夜の事
彼女は、夢を見た。
正確には夢とは違うのだが、禍々しい空気を放つその世界で高いところから彼女を見下ろすのは紛れもない、彼女が元の世界に返した少年
いや……違う……その姿に酷く似た姿の
彼女の飲み込んだ呪いの王様だ。
彼女は少年から聞いた話より
早い彼との対話に首を傾げた。
直接彼が干渉してくるのはもう少し先のはず
なんで?
「これは?夢?」
「夢では無い……許可なく見上げるな…小娘」
「見上げるなって
見下ろしてるの宿儺くんだし…」
「くんずけするな……不愉快だ」
理不尽な言われように
彼女は、ため息を吐くと
ゆっくり彼のいる方へ登って行く。
彼が私を呼んだのは夢かもしれないし、
何らかの理由があるのだろう……
彼女がそう歩き始めると宿儺は、自ら彼女の方へ飛んできた。
彼女がなんだなんだと身を引けば
彼は無理やり彼女の腕を引き寄せたニヤリとする。
「そう……身構えるな……小娘けひひっ」
「なに……離してっ」
「ほう……やはり妙な気配がするな」
顔を近づけ、宿儺が言えば
彼女は抵抗しようと彼を蹴り飛ばす
避けられさらに足を捕まれ彼女は動くすべを無くした。
「っ……」
「そんなに内側に触れられるのは嫌か?……お前はなんだ?力を使えばいいのに力も使わんとは舐められたもんだなあ」
楽しげに、探るように宿儺は彼女に話しかけ続ける。
「っ」
「けひひっ……口を開かぬか……ならお前の血に聞くまでさ」
そう言うと、宿儺は彼女を強引に押し倒した。
水辺とはいえ、衝撃に顔を歪ませていると、
宿儺の舌が彼女の首に触れる。
「ひっ……何して」
そして次の瞬間宿儺が彼女の首に噛み付いた。
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雨霧(プロフ) - ミツさん» わあ!ありがとうございます¨頑張ります♡楽しみにしててください (10月4日 6時) (レス) id: 927e33e5f6 (このIDを非表示/違反報告)
ミツ - きゃ〜(≧∇≦)宿儺様、積極的で素敵〜(≧∇≦)オリジナルはこうでないと(^_−)−☆ヒロインちゃん狙われてしまい、これからどうなるか、ドキドキ♡私としては真人とどう絡ませるのか、気になります(≧∇≦)更新、楽しみにしてまっす(^o^) (10月4日 0時) (レス) id: 0c597de051 (このIDを非表示/違反報告)
雨霧(プロフ) - さくらさん» わああ😭嬉しいお言葉感謝です頑張ります (9月29日 12時) (レス) id: 927e33e5f6 (このIDを非表示/違反報告)
さくら - とても大好きです、もっとたくさんを読みたいです!更新、いっぱい書いて頑張って下さい!楽しみに心待ちしています🌸(*´ω`*) (9月28日 18時) (レス) id: d8650f1f20 (このIDを非表示/違反報告)
雨霧(プロフ) - ミツさん» わあ!コメントありがとうございます!これからじゃんじゃん面白くしていきますので楽しみにしててください! (9月27日 10時) (レス) id: 927e33e5f6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:雨霧 | 作成日時:2023年9月21日 4時