24章、死なないでくださいね ページ26
新幹線に揺られ、都内からだいぶ離れた山奥。
彼女は、大きな鳥居をくぐった。
隣には五条しかおらず
伏黒は、ボロボロの体を治しいち早く復帰しなければならないようで治療を受けていた。
そして、彼女は、五条と共に今から
学園長に会いに行かなければならない
学校入学の為の学園長との面談があるらしく。
それがこれまた難関のようだ。
すると、五条を見て、彼女の体内にいる呪いが口を出した。
「なんだ……貴様が頭では無いのか?」
邪悪に不気味なその声に五条が彼女の方を見る。
「力以外の序列はつまらんな」
現代を探るようにぐぱっと
彼女の可愛らしい顔には想像出来ない不気味な口が五条を見ている。彼女は、呪いを食べて以降たまに呪いがそう身体から出てくる体質になったのだ。
彼女の中にいる呪い宿儺は紛れもない呪いの王だ。そんな彼は自信を飲んだ彼女の手の甲に口を移すと、彼女の手を操り彼女の頬を舐める。
「っちょ?!何?!」
「やはり美味いな小娘……けひひっ
貴様には仮があるからなあ…
復活したらオマエを真っ先に殺してやる!」
「すみません……たまに勝手に出てくるんです……」
「愉快な身体になったね?それにしても……
宿儺にねらわれるなんて光栄だね?」
五条は、命を狙われてるというのに
すごく楽しげだった。
彼女はそんな彼の背で言った。
「先生は強いんだよね?でも、宿儺くんは強い呪いだよ?……有名なんだよね?」
彼女の飲んだ両面宿儺は、腕が4本顔が2つ
ある仮想の化身
ただ本当に実在した人間のようだ。
1000年前数々な呪術師が宿儺に挑み命を落としたらしい。
紛うことなき呪いの王
彼女の言葉に五条は彼女の頭を優しく撫でた。
「力を取り戻した宿儺とならちょっとしんどいけど……勝つよ」
きっと目の前の男は強い
彼女は眉を下げながら言った。
「死なないでくださいね?」
「大丈夫……僕強いからね!」
その一言に目を見開く。
傑の言葉を思い出しニコリと笑う
懐かしい……傑さんも同じ事言ってたっけ
『私は……強いからね』
「ふふっなら大丈夫かもですね」
やっぱりあなたはあの人の親友なんだね……
「ちゃんと生きてくださいね」
「もちろんさ……」
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雨霧(プロフ) - ミツさん» わあ!ありがとうございます¨頑張ります♡楽しみにしててください (10月4日 6時) (レス) id: 927e33e5f6 (このIDを非表示/違反報告)
ミツ - きゃ〜(≧∇≦)宿儺様、積極的で素敵〜(≧∇≦)オリジナルはこうでないと(^_−)−☆ヒロインちゃん狙われてしまい、これからどうなるか、ドキドキ♡私としては真人とどう絡ませるのか、気になります(≧∇≦)更新、楽しみにしてまっす(^o^) (10月4日 0時) (レス) id: 0c597de051 (このIDを非表示/違反報告)
雨霧(プロフ) - さくらさん» わああ😭嬉しいお言葉感謝です頑張ります (9月29日 12時) (レス) id: 927e33e5f6 (このIDを非表示/違反報告)
さくら - とても大好きです、もっとたくさんを読みたいです!更新、いっぱい書いて頑張って下さい!楽しみに心待ちしています🌸(*´ω`*) (9月28日 18時) (レス) id: d8650f1f20 (このIDを非表示/違反報告)
雨霧(プロフ) - ミツさん» わあ!コメントありがとうございます!これからじゃんじゃん面白くしていきますので楽しみにしててください! (9月27日 10時) (レス) id: 927e33e5f6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:雨霧 | 作成日時:2023年9月21日 4時