21章、少女の覚悟 ページ23
行った先の病院の病室で
彼女を見た瞬間
佐々木は涙を流し寝たきりの井口の説明をした。
彼女は謝りたかったのだ。自分が巻き込んでしまった先輩二人にただ。
これが彼女がしたかった1つの事、
そして、彼女は二人に言った。
「ごめんね!私と仲良くしてくれてありがとうございました。」
数少ない友人だった。
だから、お別れはちゃんとしたかったんだ。
病院からでて、彼女はもう2つのやり残したことをしに行く。
それは、五条の監視下の元だが問題ない。
彼女がしたかった2つ目の事は
祖父の火葬だ。
「亡くなったのは?」
五条の問いに彼女は、笑顔で言った。
「おじいちゃんです……私の最愛の親でした!」
「そんな時にすまないね……で、応えは決まった?」
五条にそう言われると、彼女はゆるりと立ち上がった。そして眉を下げ悲しげに言った。
「ふふ……先生意地悪ですね、女の子は急かされるの嫌いなんですよ!まあ最後にしたい所はお墓参りなんで大丈夫です」
「そうですね?あの指まだあります?」
彼女がそう言えば五条はポケットから宿儺の指を取り出し彼女に渡す。
「勿論」
「なら飲みますよ」
もらい指を飲み、彼女はまずかったのかすぐ舌を出し顔を歪めた。
「不味いのが……困りものですね
石鹸食べてるみたい……」
彼女は自我を普通に保っており五条は、ニヤケが止まらなかった。彼女は紛れもない1000年生まれて来なかった逸材だからだ。
「覚悟は決まったってことかな?」
「覚悟なんて……最初の1本飲んだ時点で決めてたんですよ……本来は多分私が死んだ方が
これからの未来きっと楽です
でも、私はこうやって生かされてます。」
「大切な人達ともお別れもさせて頂いてます……」
「なら宿儺を食べた先に何があるか分からない未来を選びます。
生かされてる以上きっと意味があるんでしょうから」
彼女は本当に15歳なのか疑うくらい
しっかりしていた。
まるで、全てを悟ってるかのように…
彼女は、宿儺を食べる方をすぐに選んだ。
だが、彼等は彼女の力を全く知らない。
彼女の力が強すぎることも、
彼女が宿儺を食べた本当の理由も
彼等は……まだ知らなかった。
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雨霧(プロフ) - ミツさん» わあ!ありがとうございます¨頑張ります♡楽しみにしててください (10月4日 6時) (レス) id: 927e33e5f6 (このIDを非表示/違反報告)
ミツ - きゃ〜(≧∇≦)宿儺様、積極的で素敵〜(≧∇≦)オリジナルはこうでないと(^_−)−☆ヒロインちゃん狙われてしまい、これからどうなるか、ドキドキ♡私としては真人とどう絡ませるのか、気になります(≧∇≦)更新、楽しみにしてまっす(^o^) (10月4日 0時) (レス) id: 0c597de051 (このIDを非表示/違反報告)
雨霧(プロフ) - さくらさん» わああ😭嬉しいお言葉感謝です頑張ります (9月29日 12時) (レス) id: 927e33e5f6 (このIDを非表示/違反報告)
さくら - とても大好きです、もっとたくさんを読みたいです!更新、いっぱい書いて頑張って下さい!楽しみに心待ちしています🌸(*´ω`*) (9月28日 18時) (レス) id: d8650f1f20 (このIDを非表示/違反報告)
雨霧(プロフ) - ミツさん» わあ!コメントありがとうございます!これからじゃんじゃん面白くしていきますので楽しみにしててください! (9月27日 10時) (レス) id: 927e33e5f6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:雨霧 | 作成日時:2023年9月21日 4時