祀り姫は宿儺の器に成り代わる【呪術廻戦】

17章、彼女は目を開けた ページ19

悠里？起きて……

懐かしいこえがした
悲しくなりながら悠里は、ゆっくり目を開けた
死んでない？
まだ夢でもみてるかのように、
目を覚ますとそこは、たくさんの御札が貼られ
たくさんのロウソクが周りで揺らめく
そんな不思議な場所だった。
さらに言えば彼女の手は固く縄で繋がれ
身動きとれない……

なんで繋がれてるのかな？

と悠里が考えていれば、
目の前の椅子に座っている人物が
彼女に声をかける。

｢おはよう！｣

目隠しに白髪のその男は彼女に楽しげにそう言った。

｢今の君は……元の姿みたいだけど一体どっちなのかなあ？｣

男の言葉に彼女は、ただ真剣な瞳を向ける。

｢あなたは……確か……｣

｢五条 悟呪術高専で1年を担任している。｣

彼女は、現在の状況に
昨日あったことを全て思い出しため息を吐く

｢はあ……なるほど……で？私をどうするんですか？｣

｢冷静なんだね？
普通怖がるんだけどね?……特に女の子なら｣

だが、彼女は普通じゃない。
両面宿儺の指を飲み、膨大な力をその身に宿す少女である。

｢あいにく普通じゃないんですよ……｣

｢じゃあ？虎杖悠里……
君の秘匿死刑が決定したって言ったら？どうする?｣

そんな彼、五条悟と悠里が出会ったのは伏
黒と悠里が手をとりあってすぐのことだった。

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