16章、悪食娘と気配無き人 ページ18
｢やはり凄まじい力を感じるぞ！呪霊の肉などつまらん！人は！女は何処だ！｣
邪悪な空気と声に伏黒は、ただ顔を歪めた。
最悪の万が一だ。
つまり、彼は今から虎杖悠里を殺さなければならない。だが、
なんでっ……性別まで?!……
受肉された人間のまま姿を変えるはずだ。
あいつの力の影響か、ひとまずまずい。
伏黒の考えなど知らず
宿儺は、楽しげに空を見上げこう叫ぶ。
｢いい時代になったのだな女も……子供も蛆のように湧いている。｣
｢素晴らしい！！鏖殺だ！｣
ビリと服を破き
彼が動き出そうとした時だ
宿儺の頭の中で声が聞こえてきた。
(勝手に服破るなんて酷いじゃない！
お気に入りなのに)
それと共に声の主は彼の
腕を操り身体を拘束する。
(動けると思う？
ほら！君がやった事と同じ事だよーだ！)
｢やはり……動けるか小娘｣
｢動けるよ……私の身体だもん｣
｢ケヒヒっ｣
ドクンと心臓がはね
宿儺は抑え込まれる……
すると再び風が吹き
彼女の姿は元に戻った。
伏黒は、今までにない例のせいもあり、
目の前の彼女が一体
どちらなのか分からなかった。
だから……
｢動くな！お前はもう人間じゃない！呪術規定に元づき虎杖悠里！！お前を呪いとして祓う！！｣
俺が殺さなきゃいけないんだ！
伏黒の真剣な目に
彼女は、疑われていることをすぐに悟った。
｢どちらかどうかわからないのはわかるけど……そ、その上着だけでも……その貸してくれないかな?｣
拍子抜けな発言だが、
伏黒は目の前の状況にすぐさま目を逸らす。
｢っ……｣
｢宿儺くんっ……絶対許さない！｣
彼女がしゃがみ込んだ為、
伏黒は、さらによく分からず困惑するが
荒々しく彼女に制服の上着を投げ渡した。
｢と、とりあえずそれ着ろ｣
上着を投げわたされ
彼女は羽織るとゆっくり伏黒に近づいた。
伏黒は彼女を殺そうと思うのに……
彼女の顔を見て躊躇した。
悲しい泣きそうな笑顔を彼女に同情を少し向けていたのかもしれない
｢まだ……呪いだと思うなら私はいいよ?｣
｢いや……違うと俺は信じる｣
｢やっぱり……伏黒くんは優しいねとりあえず病院いこ？｣
そう悠里が伏黒に手を差し出した時だった。
｢今どういう状況?｣
その人物が気配もなくただ笑いながら2人の隣に立っていたのは……
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雨霧(プロフ) - ミツさん» わあ！ありがとうございます¨頑張ります♡楽しみにしててください (10月4日 6時) (
レス) id: 927e33e5f6 (このIDを非表示/違反報告)
ミツ - きゃ〜（≧∇≦）宿儺様、積極的で素敵〜（≧∇≦）オリジナルはこうでないと(^_−)−☆ヒロインちゃん狙われてしまい、これからどうなるか、ドキドキ♡私としては真人とどう絡ませるのか、気になります（≧∇≦）更新、楽しみにしてまっす(^o^) (10月4日 0時) (レス) id: 0c597de051 (このIDを非表示/違反報告)
雨霧(プロフ) - さくらさん» わああ😭嬉しいお言葉感謝です頑張ります (9月29日 12時) (レス) id: 927e33e5f6 (このIDを非表示/違反報告)
さくら - とても大好きです、もっとたくさんを読みたいです!更新、いっぱい書いて頑張って下さい!楽しみに心待ちしています🌸(*´ω｀*) (9月28日 18時) (レス) id: d8650f1f20 (このIDを非表示/違反報告)
雨霧(プロフ) - ミツさん» わあ！コメントありがとうございます！これからじゃんじゃん面白くしていきますので楽しみにしててください！ (9月27日 10時) (レス) id: 927e33e5f6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雨霧 | 作成日時：2023年9月21日 4時
