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ピクニックに行く前は必ず天気予報を見よう2 ページ35

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その時、強風が吹き荒れる。



すると、どこからともなく半裸の屈強の体つきで眼鏡をかけた初老の男性が現れると、ダーマオと対峙した。


「ダーマオ、お前にはガッカリした」

「村長!……実は脱いだら凄いんだな。何故ここに?」


どうやら、ダーマオの知り合いだった。
しかし様子がおかしく「私だけじゃない」と言うと、周りの土からグロテスクな色をした腕が何本も現れ、オレ、二ー二ー、アイラはくっついていた。


「今日誰かの誕生日だっけ?」

「いや、そんな予定は入っていない」


オレが冗談を言うも、リン先生がそう言った為、今の状況はおふざけでもなんでもない事が証明された。



次第に悪魔、吸血鬼、狼人間、ミイラが集まっており、オレ達を周りを大勢の奴らが囲んでいた。
コイツらの代表と思わしく悪魔が、オレ達の前に現れた。



「世界の平和を守る為、我らは今ここでお前を消す……魔王!」



悪魔がそう言い指さしたのは______二ー二ーだった。



「えぇーーーっ!?僕が魔王なのーー!?」



突然の事に二ー二ーは驚きを隠せない。
以前、魔王を復活させると言っていたニックに二ー二ーは声をかけるが、ニックは顔を逸らす。
対峙していたダーマオも隙を疲れ、村長に突きを入れられるとその場に倒れる。


「ダーマオ!」


倒れ込んだダーマオの元に、二ー二ーが駆け寄る。


「ふっ、ここまでだな。何故、魔王がこんなひ弱な悪魔に取り憑いたかは分からんが、それは正しくやつの過ち……さらばだ!」


悪魔が持っていた杖をかかげ、エネルギーを空に貯めていく。周りの奴らも同じく、エネルギーを空に貯め、暗雲が立ち込めていく。溜まりに溜まったエネルギーが二ー二ーに放たれようとした時_______



「待て、質問がある!」



アイラが悪魔にそう言うと、先程の二ー二ーの中に居る悪魔を倒す事について疑問を呈した。


「それが本当の事だとして、何で今日になって来たんだ?魔王が昨日取り憑いたとでも?」

「言われてみれば確かに。アンタら本当はサボってたんじゃねーの?」



オレはアイラに続き、悪魔にそう言った。





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設定タグ:万聖街 , アニメ , 男主   
作品ジャンル:アニメ
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作者名:阿野 | 作成日時:2022年11月26日 19時

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