【アイナナ】mirage【大神万理】 (ページ8)

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過去と現在が繋がる、そんな今を愛おしく思う。
悲しかった思い出も、寂しかった思い出も、辛かった思い出もすべてが大切なRe:valeの軌跡。
共にいられなかった間も、彼等はひとつに繋がっている。すべてが今を紡ぐ大切な時間だったとそう思えるから―。

「本当に本当に、こんなの夢みたいです」

何度も頭を下げた。
しつこいと思われるだろうか。嫌われてしまうだろうか。
そんな不安よりもなによりも。百にとってRe:valeに終わりが訪れてしまうことの方が何倍も恐ろしいことだったから―。

「ユキがここまで走ってこられたのも、Re:valeがここまで続いたのもモモくんのおかげだよ。本当にありがとね」

そんな風に笑ってくれる万理はいつだって百の憧れだ。
格好良くて、スマートで、紳士的で。誰にだって優しい。
そんな憧れの人からこんな素敵な言葉をもらえるだなんて。

涙がぽろぽろ零れるのを必死に抑えて笑ってみせる。その傍らで、抗議する千を鼻で笑い煽り倒すAの姿を目にすれば涙なんてどこかに引っ込んでしまった。

頭を撫でてくれるこの温もりがやさしさがなによりも尊いものだって、そう感じられる。

「あー！またモモちゃんのこと撫でまわしてる。私も撫でまわしたかったのに」

「モモくんはペットじゃないんだから」

「わかってるっての。でも、私にとっちゃ、なんか弟みたいな存在つーか。ほら、私、上に兄貴しかいないから弟欲しかったんだよね」

「そ、そんな俺がAさんの弟だなんて恐れ多いですっ」

「僕の家族になることは断ったくせに」

「もー！そのことは謝ったじゃんかぁ。でも、ヤキモチ焼いてるユキもイケメン…」

なんて、ケーキを囲み、お酒を嗜み。
夜通し続いた誕生日会。翌日、疲弊しきったRe:valeが岡崎事務所へと出勤し、後々にこってりとAが絞られたことは言うまでもないだろう。

「来年もなにかお祝いできたらするよ」

「本当に？！ユキってばジェントル…愛してる！」

Happy Birthday!!Momo♪

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なんとか11月中にあげられた…ふぅ…((
そろそろ５部が配信されますね、楽しみです。

本編はまたタイミングをみつけて更新させていただこうと思います。
永らくお待たせし申し訳ありません。

モモちゃん、誕生日おめでとう！生まれ来てくれて、ありがとう。

湊。