バンパイアな彼ら【AMNS×O】

動物好きな彼６ ページ9

たぶん今の俺は顔真っ赤だろう。


ドキドキしすぎて死んでしまいそう。



「ねぇ…もう良いでしょ？」


「ん、…」



そんな耳元で言わないでよ！恥ずかしいじゃんか！


それに…相葉ちゃんってこんなにかっこ良かったっけ…。


射ぬかれてしまいそうな強い眼差し…彼が本気だというのが痛いほど伝わってくる…。



「一瞬で終わるから…ね？」



優しく言われて俺は直ぐ許しちゃう…。

だって何だかんだ言ってもメンバー全員イケメンなんだもん。


イケメンにそんなこと言われたら許しちゃうよ！



「そんな緊張しないでよ」


俺の頭に相葉ちゃんの手が添えられゆっくり冷たいステージに押し倒された。



「べ、別に緊張なんかしてねぇーし！」


くそ…なんでバレちゃったんだよ！

てか、緊張しないほうが無理だろ。いつもと違って大人な雰囲気の相葉ちゃんは何十倍も格好よくて俺の心臓なんてもう限界。



「ウソ、リーダー緊張してる」



ほらっと胸に手を置かれ「やっぱり」、と呟かれた。


「だって…」


「リーダーの困った顔可愛い」



うぅ…今の相葉ちゃんには勝てない。

勝てる気がしないよ…。



.



そのとき…相葉ちゃんの肩越しにうっすら暗くなりはじめている空に綺麗な満月が出ているのを見つけた。




.

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