三粒目 ページ4
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『うぅ…死者の都…広すぎるよ…』
想像以上の広さに泣きそうになってしまっているA
『そういえば死者の都ってどんなところだろう…』
名前から考えて死者の集まる場所だろうと考えられる
だが見たところ死者どころかあるのは翡翠色の鉱石のみ
『さっきから人なんてだれ一人いないし…どうしよう…』
すると突然感じた大きな魔力
しかも一つではなく複数の魔力
数は大体四つか三つ
更に妙なことに二つは一緒にいるがもう二つは何かを追いかけているような動きをしていた
『…誰…？』
遠くに感じた何処か懐かしい魔力
真っ先に頭の中に浮かんだ顔は10年前に別れた大罪の仲間たち
『もしかして…団長…達なのかな？』
そう思うと足が勝手に動き歩く速度をだんだんと速めていく
気づけば自分ではあまり出さないようなスピードで走っていた
『団長…皆…っ』
Aはただひたすら仲間達の元へと走って行った
―――――――
―――――
―――
「！！」
「どうした！？ディアンヌ！」
メリオダスは死者の都に現れた聖騎士、ギーラの攻撃を受けとめながらも突然動きを止めたディアンヌに問う
「今…Aの声が聞こえた…」
ディアンヌは戦いというのを忘れある方向を見つめていた
「戦いの真っ最中によそ見とは感心しませんね」
「っ！！」
気づけばディアンヌに迫ってきているギーラ
ディアンヌは技でそれを阻止しようとするが交わされてしまい魔力を受けなければならないと思い身を固くして痛みに耐えようとする
だが
『《エアスラスト》！！』
「「「！？」」」
爆発音とともに砂煙が巻き起こる
突然現れた何者かによってギーラが放った魔力は風の刃のようなもので掻き消されてしまった
「この魔力…まさか…」
「うん…間違いないよ団長…
Aだ、やっぱりAはいたんだよ」
砂煙が晴れるとそこにいたのは肩で息をしているAだった
『っ…だ、団長達を、傷つけたからにはただでは済まさないから！』
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はれま - 零さん» コメントありがとうございます！確かバンシーは死を知らせる妖精だったと思います！ (2015年3月12日 20時) (
レス) id: 00865ae215 (このIDを非表示/違反報告)
零 - 夢主ちゃん優しいんですねぇ！！ バンシーって虫の知らせ的な能力を持っているんでしたっけ？ (2015年3月10日 16時) (レス) id: 20902e13c0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はれま | 作成日時：2015年3月8日 18時
