第83話 便乗便乗便乗 ページ39
立「おいお前ら、この仙子さんを置いていくとはどういうことだ?」
夕刻
集合場所で、仙子さんが両手に大量の荷物を持って、仁王立ちしてた
仙子さんはある意味いい笑顔で無言の圧を掛けてきた
兵&主「すみません…」
仙子さんはいい笑顔でダンダンと近づいてきた
おいおいブーツの音がター●ネーターだぞ
ダンッ!と勢い良く足を踏み出して
耳元に口を近づいてきた
とっさに身構える
立「お前の素顔は皆には黙っていよう。
その…綺麗だった」
仙子さんの顔に視線を向ける
顔を赤くしてそっぽ向いた
私はトンチンカンで仙子さんを見つめていると
?「ドーーーーーン!!ハハハハハハ!!」
くせっ毛のある先輩が
仙子さんを吹き飛ばした
何してんスカ…
?「私は七松小平太だ!A!ライン交換しよう!」
え?え?早くね?
まだ会って一日経たねえよ?
七松先輩はめっちゃいい笑顔でバレーボール柄のスマホケースが着いたスマホを
ドーーーン!と突き出してる
私は渋々、スマホを取り出し、ラインのアプリを開いた
すると
?「俺は中在家長次…俺とも交換しよ…」
中在家先輩は渋い色のスマホを取り出し、そっと出してきた
マジかよ…
食「俺も俺もー!」
おい食満先輩!便乗すんな!
伊「じゃあ俺も…!」
善法寺先輩まで…
立「俺と交換できることを光栄に思え」
なんか交換する前提になってるし
今 私、五つのスマホを突き出されてるんだけど
おいそこの君、助けてくれよ
五人の奥に一人だけ老けた先輩がオドオドしてる
この状況であなたも?
すると善法寺先輩は無言で老けた先輩の方に振り返った
私側からじゃ見えねえけど、
どんな顔してんだよ
?「じゃあ俺も?」
なんでそうなるんだよーー
私は全力でふるふるしながら六人とラインを交換した
ラインを交換した後、善法寺先輩たちとは別れた
三人で旅館まで帰り、荷物をまとめて
尾浜の母さんの車に乗った
尾「今日楽しかったねー!Aは立花先輩とどこ行ってたの?」
尾浜たちは色々なところを食べ歩きしたらしい
尾浜いわく二十回以上は逆ナンされたらしい
お疲れ
「ショッピング。仙子さんにコーディネートされた」
尾「ええー?どんな服買ったの?」
袋の中身を尾浜は躊躇なく漁ってきたので
チョップした
痛いとほざくうどんはほっとき、窓側に視線を移した
水平線にすうっと真っ赤な夕日が沈んでいく
・
・
尾母「あらあら…皆寝ちゃってるわね」
三人の顔が赤く染まっている
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竹林寺(プロフ) - アオハルかよ!さん» この小説の皮肉の部分がそれですよね笑 私も書いてて悲しくなりますが、どうか顔で夢主ちゃんを好きになる人達を嫌いにならないでくださいね! (2020年1月5日 17時) (レス) id: e33c68ca3b (このIDを非表示/違反報告)
アオハルかよ! - やっぱ顔なんだな〜って思い知らされました(´TωT`) (2019年12月29日 23時) (レス) id: eff87a002c (このIDを非表示/違反報告)
笹蔵(プロフ) - 竹林寺さん» はーい(^^) (2019年12月27日 18時) (レス) id: b0a186559f (このIDを非表示/違反報告)
竹林寺(プロフ) - 笹蔵さん» 笹蔵さーん!コメント有難う!恋川くんと八尾くんのイラストお願いしまーす!あと夢主ちゃんも! (2019年12月26日 23時) (レス) id: e33c68ca3b (このIDを非表示/違反報告)
笹蔵(プロフ) - どうも!笹蔵です!竹林寺さんとは昔からずっと友達で、絵師をやってほしいと頼まれまして…どうぞ宜しくお願いします! (2019年12月24日 17時) (レス) id: b0a186559f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:竹林寺 | 作成日時:2019年8月27日 11時