そんな都合のいい話は嫌いだけれど2

第79話　遭遇 ページ35

祝！１００００hit突破！

久「立花先輩！！」

兵助の視線の先を見た
髪がサラサラの肌が白い美人さんが立っていた

兵助の彼女か？

立「お前も友達とショッピングか？俺も友達と来ていてな。」

ん？俺？男なのか？世にいうオレっ娘か？
立花先輩が後ろの方を親指で指す
私は目を凝らした

嘘だろ

伊「あれ？A！？」

食「え！？嘘だろ！？どこどこ！？」

？「何だ何だーー！！？？伊作と留三郎、知り合いがいるのか！！？？」

？「もそ……」

？「おい長次、なんて言った？」

何でこんなところに善法寺先輩と亀先輩がいるんだ
あとなんかイケメンがゾロゾロやってきたんだけど

伊「偶然だねA！どこいく予定なの？」

食「久しぶりだなー！元気にしてたか？」

善法寺先輩と亀先輩は私を見るなり近づいてきた
おまけに亀先輩に頭を撫でられた
子供扱いするな

「尾浜と兵助とショッピングです。それと亀先輩、頭撫でるのやめてもらってもいいですか？」

食「亀じゃなくて、食満だ！」

おっと失礼。響きが似てるもんでな、つい間違えてしまった

？「うわあー留三郎のロリショタ愛がむき出しだぜ。けまちわりい」

食「もっかい言ってみろ！この文爺！」

？「誰が文爺だ！！」

え、何か喧嘩始まったんだけど。お前ら高校３年だろ？後輩の前で喧嘩なんかするんじゃねえよ

立「伊作、先程言っているAとやらはこいつのことか？」

今度は美人さんがお近づきかよ
立花先輩は私を舐めるように見て、冷徹の瞳を向けた
腕を組んで、体勢を傾けた

立「何だこの小汚い女は」

ブチッ
おいなんか額の血管切れたんだが。あ？誰が小汚いだって？ふざけんなよオカマ野郎
ふう、感情的になるのは良くない
私は立花先輩の言葉を受け流した

立「服装もなってない、肌の手入れもな。お前ほんとに女子か？」

たしかに私は女子力がミジンコくらいしかねえよ
指ハートなんて最近知ったんだよ。なんか悪いか？

私の服装はワインレッドのパーカーの下に、黒色のジーンズを穿いてるだけだ
何がオシャレじゃないって言うんだよ


伊「仙蔵！女の子に対してそんな言い方は無いんじゃないか？」

立「ふん」

善法寺先輩イケメンかよ。てか仙蔵ってバリバリ男じゃねえか
立花仙蔵…って左近が言ってたイケメン６人組の一人のことか？

じゃあ残りのあの３人もイケメン６人組か？
おい、面倒くさくなったぞ
女子の怨念を私は被ることになる

立「俺がお前をコーディネートしてやる！！」

嘘だろ

第80話　仙子のコーディネート→←第78話　行き先は？

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す