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第64話 気まずい ページ19


読者様からオリキャラが多すぎる!覚えられない!との不満で、番外編を中止します。
ご迷惑おかけして、すみませんでした!
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尾「あ。」
「あ。」
保健委員会の仕事が終わって帰ろうとしたら、
玄関に尾浜が立っていた。私達は今、お互いに指を指し合って、口を開けている。
最初に口火を切ったのは尾浜だ。

尾「A、今帰り?」

「ああ。そういう尾浜も?」

尾「見ての通りだよ。」
尾浜とは遠足のときから気まずい。あまり話してないし、関わりもここ最近一切なかった。
尾浜は決心したように私をまっすぐ見つめてきた。

尾「一緒に帰らない?」
この気まずい空気の中かでか?いつまでもこのギクシャクは流石に居心地が悪い。

「いいよ。」
二人の黒い影がオレンジ色の道に伸びる。
さっきから沈黙のままだ。重苦しい。
尾浜の家は、案外私のうちからそう遠くはない。
肩を並べ、田んぼの水面に映る茜色の夕日を私はただじっと見つめていた。

尾「うち、寄ってかない?」
コイツ、正気か?更に重苦しい空気を自分から作るのか?なんでまた
尾「おいしいケーキがあるんだよー。Aにも是非食べてほしくてさ!」

低い声で尾浜は私に顔を向けた。
ケーキか。

「いただこう。」

尾「決まりー!ほらっ行こう行こう!」
尾浜は私の手首を握り、優しく引っ張った。



尾「チーズケーキがいい?ショートケーキがいい?」

「ショート。」
尾浜は豪華な花柄の皿に、美味しそうなケーキをのせて歩いてきた。
尾「えー!俺もショートがいいー!」

尾浜は子供のように駄々をこねた。はあこれだからガキンチョは

尾「あ!ショート一口分、俺がAにキスしていいって言うなら食べても構わないよ!」

「絶っっっっっっっっっっっっっっったいにやだ。」
尾浜はちぇーといい、私にショートケーキを差し出してきた。

尾「食べていいよ。」

「何もしねえだろうな?」
尾浜はしないよーと言って、美味しそうにチーズケーキを頬張った。
私もショートケーキを前に我慢できる人間ではない。
ひとすくいして口の中へ運んだ。美味しいな

ショートケーキの美味さに噛み締めていたら、
尾浜が右手を私の頬に近づけた

尾「またクリームだよ。」
私はまた唇を触られると思い、避けようとしたら

尾「うわっ」
ドン!鈍い音が部屋中に響く
なんだ?

ぼやける視界から見えたのは、尾浜のドアップの顔。

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設定タグ:忍たま , 5年生 , 現パロ   
作品ジャンル:アニメ
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竹林寺(プロフ) - アオハルかよ!さん» この小説の皮肉の部分がそれですよね笑 私も書いてて悲しくなりますが、どうか顔で夢主ちゃんを好きになる人達を嫌いにならないでくださいね! (2020年1月5日 17時) (レス) id: e33c68ca3b (このIDを非表示/違反報告)
アオハルかよ! - やっぱ顔なんだな〜って思い知らされました(´TωT`) (2019年12月29日 23時) (レス) id: eff87a002c (このIDを非表示/違反報告)
笹蔵(プロフ) - 竹林寺さん» はーい(^^) (2019年12月27日 18時) (レス) id: b0a186559f (このIDを非表示/違反報告)
竹林寺(プロフ) - 笹蔵さん» 笹蔵さーん!コメント有難う!恋川くんと八尾くんのイラストお願いしまーす!あと夢主ちゃんも! (2019年12月26日 23時) (レス) id: e33c68ca3b (このIDを非表示/違反報告)
笹蔵(プロフ) - どうも!笹蔵です!竹林寺さんとは昔からずっと友達で、絵師をやってほしいと頼まれまして…どうぞ宜しくお願いします! (2019年12月24日 17時) (レス) id: b0a186559f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:竹林寺 | 作成日時:2019年8月27日 11時

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