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Aside
ふぅ、一安心。
ん?あれからどうなったかって?
見事に撒きましたよ。たまたま近くにいた総統に押し付けて。
そしたら女子より高い悲鳴あげながら逃げてった。本当に彼三十路近い人だっけ?
・・・考えても無駄だ。
ってかこんなところで悲鳴あげたらそこらじゅうに響き渡るんじゃ無い?城下町とか。
・・・これも考えるだけ無駄だ。
総統「Foooo!!!」
何か今テンション高い人いなかった?
【総統が捕まりました】
インカムにそれが流れる。・・・ご愁傷様です。
【捕まえたのはモリさんとサイコパスさんです】
モリさんって略されてるやん。
てか両方に挟まれたか。とんだ災難だったね、総統サン。
今までありがとう。
君の分まで逃げてみせるから!
後輩「あれ、また会いましたね、先輩」
『おっ、君は捕まってなかったんやな!』
何気なくハイタッチをしようと近づいた瞬間。
【残り一人です】
ん?聞き間違いかな?
今「残り一人」って言ってたよね?
私は捕まってないし、捕まったっていう放送を聞いたのは総統の一回だけ。
知らぬ間にモリモリと後輩くん捕まってる!?で鬼になった!?
じゃぁ今目の前にいる後輩くんは・・・。
後輩「先輩、捕まってください★」
星が黒い!命の危機!
運がいいことに周りに他の鬼たちは居なさそうだから、
・・・逃げ切れるかな?
でもあいつの動きを思い出す限り俊敏さは並ばれる。
これは一工夫しようか。
後輩「呑気に考えてていいんですか?」
ハッとした時にはもう遅かった。
すでに後輩くんは私に抱きついていた。・・・抱きつく?
【Aさんが捕まりました】
『おっほぉん(?)』
全身がドッと疲れた。
その場で地面にへたりこむ。
声が変だったって?・・・気のせい。
後輩「お疲れ様です」
どっちこっち捕まってたか。
逃げ回るにももう体力はほぼ使い切ってたし、
頭もいつも通りの速度で回すことはできなかった。
普段ならあんなの一瞬で思いつくんだけどなぁ?
(小説の文字数が危ないのもあったけど by作s((殴
『とりあえず疲れたからおぶって』
後輩「自力で歩いて、どうぞ」
『やだ、じゃあこのままここでサバイバルする』
後輩「何言ってんだ」
おっとぉ?キャラが?
後輩「仕方ないですね」
前に部屋まで運んでくれたので運んでやりますよ、と彼は私をおぶった。
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作者名:名前のない孤独 | 作成日時:2020年2月22日 21時