10 ページ11
「久しぶり…」
タケミカヅチが寝てる隣の部屋…私のお父さんの私室。
長い間開けなかったドアを開けば懐かしい匂いが飛び込んできた
「ねぇ、いつ帰ってくるの…」
私はお母さんの顔を知らない
私が小さいときに誰かを庇って亡くなった勇敢な人だと周りの人は言うが
どんな言葉もピンとこない
ただ昔の私がすごく小さな時に撮った写真しか私のお母さんのことを語ってくれる物がない
お父さんも小さい頃から家に居なくて
いつも私は一人だった
別に恨んでいる訳でもない
逆に今からずっと一緒に居ようと言われてもその方が違和感がする
「寝れない…」
こんな場所でゆっくりできるわけがない
冷たい空気が吸いたくなり廊下に出る
タ「主君…」
タケミカヅチの寝ている部屋からつぶやくような声が聞こえた
そーっと、起こさないようにドアを開けると安心しているような寝顔をしている
やっぱり恋しいのかな…
早く彼が元の居場所に帰れますようにと願ったら胸の辺りがﾁｸｯとした
タケミカヅチがいなくなったら寂しくなるな…
いつものように前向きに考えることが出来ない自分に戸惑いを覚えて
逃げるように部屋からでていった
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 83人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
里見鈴 - えみりさん» ありがとうございます！もっとおもしろく出来るように頑張っていきます！更新…がんばりますね！言い訳っぽいですけど最近用事が多くて…w (2017年1月29日 23時) (
レス) id: 3d0e962857 (このIDを非表示/違反報告)
えみり - とっても面白いです！(^-^)続きがいつも気になってます！更新まってます(o^^o) (2017年1月29日 19時) (レス) id: a9269c681a (このIDを非表示/違反報告)
里見 鈴 - 次男さん» ありがとうございます！更新は自分的最高速度で頑張りますが、多目に見てください…(笑) (2016年12月28日 22時) (レス) id: 3d0e962857 (このIDを非表示/違反報告)
次男 - とっても面白いです！更新待ってます！がんばってください！！ (2016年12月25日 11時) (レス) id: ea195d465a (このIDを非表示/違反報告)
里見 鈴 - トルエンさん» ありがとうございます！もっと楽しんでもらえるような作品にしていきますね！ (2016年12月12日 15時) (レス) id: 3d0e962857 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：里見 鈴 | 作成日時：2016年12月7日 18時
