悪食の指輪-その3- ページ43
そしてそのまま地面に倒れてしまい
何故倒れたのか分からずに困惑するサブノック
『え?何で?』
ア「何をやっているアホ!A様
ここは私が…」
アスモデウスが言いきる前に黒い影がアスモデウスに噛みつくと背中から倒れる
『デジャヴッ!!大丈夫?アズ君!』
ア「はい大丈夫です…どうやら魔力を吸われたようですが…」
カ「!」
ア「私にはこの程度痛くも痒くも…ゴフッ」
『いや、被害が酷いよ!アズ君!』
カ「おい、A
ちょっとよく見せ…」
カルエゴが手を伸ばした瞬間、腕の先が消し飛んだ
カ「!?」
黒影「先生?」
『先生?大丈夫ですか?』
カルエゴが我に返ると腕は元に戻っている
カ(幻覚?…いや威嚇か)
カルエゴがAを見ると黒い影がAの背後でカルエゴを警戒している
カ(…成る程…これは粛清対象だ)
カルエゴが腕をAに振りかざそうとした瞬間にAから青い炎が溢れ出す
カ「なっ!?ッッ!!」
あまりに突然の出来事で対処できずに振りかざそうとした腕に炎が纏わりつく
慌てて炎を消そうとするが消せない
『え!?なんで急に!?』
カ「早く消さんか!!」
『そんなこと言われても!』
黒い影がゆっくりとAに纏われた青い炎とカルエゴの服の腕部分の青い炎を食べるように吸い込んでいった
『……えぇ!?食べた!?』
黒影「ゲプッ」
『ゲプッじゃなくて!!』
黒い影は満足したようで指輪に戻っていく
サ「はい!そこまで!」
カ「理事長!?」
『おじいちゃん!』
いつの間にか居たサリバンに驚愕する二人
サ「おじいちゃんだよー
カルエゴ君ってば先、Aちゃんの腕を消し飛ばそうとして返り討ちにあったね
まぁカルエゴ君が全面的に悪いけど…」
『消し飛す!?』
カ「生徒に危害が及ぶと思ったので…
それよりもあの青い炎は…」
サ「短期は損気!もう騒音を聞いてきてみれば!
まぁAちゃんが自分でなんとかしてくれたみたいだけど!
Aの力が咄嗟に防衛本能として青い炎が出たんだよ
あのまま放って置いたらカルエゴ君、多分灰になってたよ」
カ「なっ」
サ「Aちゃんは特殊な家系の生まれだからね
仕方ない、うん」
ア「成る程…あれがA様の家系能力か!
なんと美しいのでしょう!」
『え?いやそれは…』
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作者名:エイボン | 作成日時:2020年5月1日 22時