【青エク】魔神の娘のはずなのに悪魔の孫になりました【魔入間】 (ページ37)

今日:32 hit、昨日:11 hit、合計:163,667 hit

飛行試験-その3- ページ37

カ「サブノック…やはり行ったか
年に一人は居るのだ…こういう馬鹿がまぁ運が良ければ腕か足は回収出来るか…
何にせよ教える阿保が一人減ったのは助かるな」

そう言ってクラスの名前のリストからサブノックの部分をペンで線を引き消す

カ「阿保と言えばあいつは何処へ行ったのだ？」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

カルエゴの言う阿保ことAは現在、輸送されていた
何故こうなったのかと言うと
カルエゴに崖から落とされたAは偶然居た
怪鳥にキャッチされそのまま輸送となっていた

『人間って魔界じゃ御馳走何だっけ…
でも私、半分悪魔なんだけどな…食べられるなら一思いに食べてほしい』

呑気に輸送されながら現実逃避をしていると
何かの叫び声が響き渡る
それに驚いた怪鳥はAを離して逃げさる

『いったた…助かった？
それにしてもここ何処だろ？巣みたいな…』

Aが後ろを振り向くと巨大な怪鳥がこっちを見ていた

『終了』

「ギャャース！！」

『わぁ！食べられる！！』

思い切り大きく嘴を広げて襲ってきたが途中で体を倒す巨大な怪鳥
よく見ると足を怪我している

『それ…』

「ギャャース！！」

『わ、わ！そっか怪我をしていて警戒してるだけなんだ…
どうにかしてあげたいな…そうだ！』

Aは周りの地面を見渡し、手頃な鋭い石を見つける
それを見て巨大な怪鳥は思い切り威嚇する

『大丈夫！君を傷つけたりしないよ！見ててね』

そう言うとAは持っていた石で自分の手の甲を切る

「！？」

手早くハンカチを取り出して口で引き裂き傷を着けた手の甲に巻き付ける

『これをね…君にしてあげたいんだ…ダメかな？』

Aはじっと巨大な怪鳥の目を見て訴えかける
巨大な怪鳥に熱意が伝わったようで怪我をしている足を差し出してくる

『ありがとう！さてと何処か服を裂くからちょっと待ててね』

服に手を掛けようとしたAの手の甲のハンカチから血が一滴したたり落ちて巨大な怪鳥の怪我に落ちる
その瞬間に巨大な怪鳥の怪我が瞬時に治る

『え！？嘘！治った！何で！？凄い！完治してる？(魔界での人間ってこんな能力があるの？
半分の人間の血でもこれだけって人間ってこの世界じゃ貴重な存在なんだ)』

「ギィシャアア！！」

『わ！立った！本当に良かった！』