飛行試験-その2- ページ36
「ふぁぁああ…だるい」
アイマスクを着けた男子生徒が眠そうに言う
「ボス戦なのにセーブ忘れた」
黄色い髪の男子生徒がゲームをしながらゆっくりと飛んでいる
近くに居た鳥の姿をした男子生徒は色っぽい女子生徒と一緒に飛んでいる眼鏡の女子生徒に近づく
「コホンッお嬢様方 共に飛んでも？」
「まぁナンパ？」
「とんでもない！下心はございません
私はただ美しい貴女の下乳に埋まりたいです！」
「直球」
「私の情熱どうですか！」
「アウト！」
そう言って鳥のような姿をした男子生徒を踏んづける色っぽい女子生徒
「足、26センチですね！」
そしてそれに少し喜ぶ鳥のような姿をした男子生徒
そんな光景を尻目に紫の髪の男子生徒が怪鳥の巣から卵を掠めとる
「なぁ怪鳥の卵って高いんかね？」
「卵 塩派」
それに答えるライオンの顔のような姿をした男子生徒が答える
「各々方、お菓子食べるでござるか！？」
そう言って懐からお菓子を取り出す水色の毛に覆われた男子生徒
そんな光景を見たカルエゴは思わず頭を抱える
カ「阿保ばっかりだ…
どいつもこいつも遠足じゃないだぞ！！ッええいマシなやつはいないのか！」
カルエゴが大画面を揺らしながらそう言うとカルエゴの期待に答えるように一人で独走する生徒が居た
他なぬアスモデウスであった
ア「誰も追ってこないな…A様はスタートで遅れてしまわれたようだが…」
ク「Aちならなんとかなるよ！」
平然とアスモデウスの上で答えるクララ
ア「それはそうだが！
貴様！そこで何をしている！！」
ク「スタートの前にね………乗ってた！」
ア「説明に飽きるな！！この…」
アスモデウスの視界に金色の何かが通りすぎていく
ア「あの金色…サブノック？…まさかあいつ…！」
ク「アズアズ！絡まった！」
ア「降りろッ！！」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
サブノックは金剪の谷を一人独走していた
ｻﾌﾞ「やはりこうでなくてはッ！
金剪はハードだがその分ゴールまでの距離が圧倒的に短い
故に魔王を目指す者は皆金剪を通って
長がなんだ！そんなものはねじ伏せる！そして己もここ金剪から魔王への覇道を始めてやる！」
キケンキケンッと大画面の上の小悪魔が叫ぶ
金剪の谷の侵入者をカルエゴに伝える
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作者名：エイボン | 作成日時：2020年5月1日 22時
