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悪魔は人の心に棲む-その3- ページ4

「Aち!早く!早く!遅れちゃうよ!」

「………!A様を困らせるな!」

「…………!厳しい〜!そんなだとAちに嫌われるよ!」

「そんな事はない!…ですよね?A様!」

「早く!行こう!ね!Aち」

「参りましょう…A様」

見知らぬ2人の少年と少女の声で私の名前を呼ぶのは誰だろうでも
何故だろうとても心地よくて嬉しい気持ちになる

『うん!行こう!』

そう言って私は2人に手を伸ばすと同時に光が周りを照らされていく

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ピピッと音が部屋へと鳴り響く
どうやらベッド付近に設置した目覚まし時計が
部屋に響いている

『んー!なんか夢をみてた気がするけど何だっけ?
まぁいいか…さてとご飯の準備っと』

Aは起きてすぐに着替えて台所に向かい朝ごはんの準備をする
作り初めて数分後に雪男が台所に入ってくる

雪「おはよう、姉さん」

『おはよう、雪男 ご飯もうすぐ出来るよ』

雪「いや、今日はいいよ
これから合宿に行かないと…」

『今日からだっけ?勉強会の合宿ってでも少しくらい食べた方がいいんじゃない?』

雪「途中でコンビニで何か買っていくよ
それじゃあ行ってきます」

『わかった
雪男の帰ってくる日には雪男の好きな料理を作って待ってるからね』

雪「うん、楽しみにして帰るよ」

『気をつけてねー!』

これがまさか最後の別れの言葉になることなど知らずにゆっくりと着実に運命の歯車が廻り始めていたことをまだ誰も知らない

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作者名:エイボン | 作成日時:2020年5月1日 22時

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