初恋は拗らせるな。［JN］ (ページ11)

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“BTSでいちばん好きな人”

そう聞かれて、思い浮かぶのはあの人しかいなかった。

もちろん、BTSのみなさんに教えられるわけがない。

『うーん、みなさんそれぞれ良さがあるから難しいです』

th『じゃあ顔は？』

え。そこまで食い下がってくる？？

うーん、顔かぁ。

『…テヒョンさんとジョングクさんです』

jk『ほっ、本当ですか！』

『顔はですよ！顔は！』

他の人もかっこいいけど、
この2人は特別整ってると思うし、中性的で綺麗なのはこの2人かな

……って違う！何言ってるのわたし！！

顔しか良いところないですよって言ってるみたいじゃん…！

しかもこんな正直に答えなくていい質問に…

あ…でもなんか喜んでる。

アイドルとしてあまりよろしくない顔して喜んでる。

まぁ喜んでるならいっか。

th『じゃーダンスは？』

『うーん、J-hopeさんとジミンさんです』

まだ続いてるのね、この話。

th『おーダンスラインだ。じゃあラップは？』

『…ユンギさん』

th『あー！Aのラップってシュガヒョンにちょっと似てるよね。じゃあ歌は？』

『そく、じんさん…』

th『ふふ、ソク・ジンじゃなくてキム・ソクジンだよ』

『…わかってますよ』

視界の端っこに映るあの人が、少しだけこちらを見た気がした。

jk『歌…ジンヒョンに負けた…いやジンヒョンも上手だけど…』

jm『ずっとAは俺の声好きなはずって豪語してたもんね…どんまいジョングガ…』

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