ミルクティー 3

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2ヶ月後。









『おはよ〜！』








「あーっ！ちょっと待って！」








制服とカバンをひっつかんで急いで靴を履く。








玄関を開けると、









笑顔の君がいる。









『なんで毎日寝坊ばっかすんだよ…w』








「起きようとはしてるんだけどさ…」








家まで迎えに来てくれるようになった、例のあいつ。








「…あ！英語の教科書忘れた！」








『は⁈もう今から家帰ってたらバス間に合わないし…仕方ないから貸す。』








「ありがと〜」








『うわ！もうこんな時間だし…Aが寝坊するからバス間に合わないんだけど？』







雪がちらつくこの季節。







彼は自然と、私の右手を握って走り出す。









「え！やだ走りたくない〜！」







『うっせー！自分が遅刻するからだろ！w』









私は今、とっても幸せです。









『うわ！バス行っちゃった…』






「ええぇ！どうすんの！バスもうないじゃん！最悪だ…」







『サボる？』







「…今日はサボろっかw」








ユンギオッパと比べたら、ほんとにガキだよね。







だけど私は、胸を張って彼を愛してると言えるよ。









いろんな人の支えがあって、私達は本当に大事なものを知った。









『なにする？カラオケ？』







「カラオケ〜⁈やだよ。堤防でゴロゴロしたい。」








『んじゃ堤防行くか。』








彼と私はなぜか、離れても磁石のようにくっつく。







不思議だね。

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