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朝、ユンギオッパは凄く不安そうだった。
私がバス停に着くなり、質問攻めで何度も『大丈夫？』といった。
「うん。大丈夫だよ。」
怖いけど、大丈夫。私は一人じゃない。
『無理すんなよ…』
オッパはもう、気付いていたのかもしれない。
私に少しも触れなかった。
ただ、静かに笑っていた。だけどその笑顔は私が今まで見たことのないくらい、切ない表情だった。
『…A。
最後まで守ってやれなくてごめんな。』
「もうオッパからごめんは聞き飽きた〜！」
軽くオッパの肩を押してみても、曖昧に微笑むだけ。
『別れよっか。』
「…え。」
『お前、俺に気使ってるだろw
ホソクといるときのAさ、本当に楽しそうだし、あいつならきっと…
死ぬまでAの事、幸せにしてくれる。』
「オッパ…本気？」
『冗談キツイだろwww
本気だよ。俺まじで、Aの事好きだったよ。好きな人と一緒にいるってさ、あんな幸せなんだな。
教えてくれてありがと。』
オッパのふわふわの髪が、
綺麗な目が、
可愛い口が、
低いけど優しい声が、
ちょうどいい高さの肩が、
私を一番に考えてくれる優しすぎる所が、
とにかく全部。
「私もオッパの事、大好きだったよ。」
『…一回ぐらい抱いときゃ良かったかな〜w』
「ばか！ばか！ばか！」
最後までオッパは、優しかった。
『…んじゃあ、とにかく、幸せにしてもらえよ。』
バスがバス停に止まった。
『…俺、もう一本後ので行くからさ。あ、はいこれ。』
手渡されたのは、ぬるくなったミルクティー。
『ミルクティーだけは好きになれなかったw』
ユンギオッパ。
私はあなたに助けられて、あなたに救われて、あなたに愛されて、本当に良かった。
「ありがとう。オッパ。」
『…ん。』
オッパと過ごしたたった8ヶ月、とっても幸せでした。
バスが動き出し、オッパがどんどん小さくなっていく。
ありがとう。
オッパ、必ず幸せになってね。
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マンネ - めっちゃいい話でした！！ (2015年8月12日 13時) (
レス) id: cc86500d88 (このIDを非表示/違反報告)
みき(プロフ) - テヒョンかジミンでもお話作ってほしいです〜！！！！ (2015年5月24日 13時) (レス) id: 3ac5c21b4a (このIDを非表示/違反報告)
ま(プロフ) - ユンギオッパ大好きだったのですっごくつらいですけどホソクと上手くいってね主人公ちゃん…(完全に感情移入しちゃいました) ユンギオッパのこと考えて涙出てきました（笑） 本当に素敵なお話でした〜〜！ (2015年5月19日 12時) (レス) id: 38c5297ef8 (このIDを非表示/違反報告)
mgmg(プロフ) - あやのさん» コメントありがとうございます(;_;)嬉しいです〜！ (2015年4月21日 21時) (レス) id: 6dbd2b6710 (このIDを非表示/違反報告)
mgmg(プロフ) - なるみさん» ありがとうございます！ (2015年4月21日 21時) (レス) id: 6dbd2b6710 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：mgmg
| 作成日時：2015年3月29日 12時
