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ユンギオッパは何度も私に言った。
『ごめん。本当にごめん。』
電話越し、少し震えるオッパの声。
『私こそ、ごめん。』
私は心の中で、何度も呟いた。
『守ってやれなくてごめん…真っ暗だったのに俺が家まで送ってかなかったから…』
「オッパは何も悪くないんだよ。」
そう言っても、オッパはごめんを繰り返した。
そして電話を切る前、小さな声でこう呟いた。
『やっぱり、俺より…』
プツンと切れた電話。
携帯をホーム画面に戻すと威勢のいい通知音とともに届くメッセージ。
『大丈夫？なんかあったら言えよ？これからも気をつけて帰りなよ。』
何ヶ月ぶりだろう。
ホソクから、メッセが来たんだ。
アドレス帳からは消してしまってた。
だけどこのアドレスはホソクのものだ。覚えてるよ私。
そういえば、『気をつけて帰りなよ。』こう言うのが彼の口癖だった。
帰り際に毎日彼は、『気をつけて帰りなよ。』って言って、私の頭を撫でた。
あれ、どうして私ホソクのことばっかり。
空っぽの私の右手。さっきまでは彼の温かい手に包まれていたのに。
無性に寂しくなった。
ベッドに寝転んで、自分の両手を繋いでみた。
オッパ、ごめんなさい。
私の右手は、
彼の左手が欲しいみたい。
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マンネ - めっちゃいい話でした！！ (2015年8月12日 13時) (
レス) id: cc86500d88 (このIDを非表示/違反報告)
みき(プロフ) - テヒョンかジミンでもお話作ってほしいです〜！！！！ (2015年5月24日 13時) (レス) id: 3ac5c21b4a (このIDを非表示/違反報告)
ま(プロフ) - ユンギオッパ大好きだったのですっごくつらいですけどホソクと上手くいってね主人公ちゃん…(完全に感情移入しちゃいました) ユンギオッパのこと考えて涙出てきました（笑） 本当に素敵なお話でした〜〜！ (2015年5月19日 12時) (レス) id: 38c5297ef8 (このIDを非表示/違反報告)
mgmg(プロフ) - あやのさん» コメントありがとうございます(;_;)嬉しいです〜！ (2015年4月21日 21時) (レス) id: 6dbd2b6710 (このIDを非表示/違反報告)
mgmg(プロフ) - なるみさん» ありがとうございます！ (2015年4月21日 21時) (レス) id: 6dbd2b6710 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：mgmg
| 作成日時：2015年3月29日 12時
