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『…ごめん。』
ミルクティーを机に置くなり、ホソクが言った。
「…私の方こそ。」
『俺…ほんとにAの事大好きだったよ。』
「…私も。」
ホソクの顔を直視できない。
だけど、彼の声が色んな記憶を蘇らせる。
初めて話したときのこと、付き合った時のこと、初めてキスした時のこと、
…ホソクがスヨンとキスしてたとこ。
『俺本当に…最低なことした。どれだけ謝っても、もう取り返しつかない…』
「私が嘘ついたからいけないんだよ。ユンギオッパと来たって、言わなかったからいけないの。…私が悪いの。」
お互いに謝っているのに、なんでスッキリしないんだろう。
私の中のモヤモヤは、晴れる様子もない。
『俺最低な事したのに、Aは俺のこと心配してくれて、普通に接してくれて本当にありがとう。』
「ホソクも。私のこと、保健室に運んでくれてありがとう。」
『…なぁ、A。
一瞬でいいから、こっち向いて。』
そう言われて、目を上げる。
ホソクは力なく笑って、口を開いた。
『今更だけど、俺…
…Aとやり直したい。
スヨンと別れたんだ。
スヨンと付き合ってる時も、今思えばずっとAの事考えてた。ずっとAの事見てた。』
私は…？
ユンギオッパと付き合ってから、どうだっただろう。
ほんとに、オッパだけを見てた？
…ねぇならどうして、体育祭でこけたホソクに駆け寄ったりした？
頭の中がパンク寸前、
一人で悶々としているとホソクは
『知ってるよ。Aとユンギ先輩がさ、超仲良いことぐらいkkk
…だから、Aの気持ちがユンギ先輩に向いてるなら、それでいいんだ。
俺が最後まで、Aと向き合ってたらな〜、そしたらユンギ先輩に取られなくて済んだのに。』
そう言って、懐かしい大きな手で私の髪をくしゃっと撫でた。
その手の感触があまりにも懐かしくて、苦しくて、喋ったら泣いちゃいそうで。
私は俯いて黙っていた。
クーラーの音だけが響く部屋に、別れた男女とミルクティーの入ったコップが２つ。
甘い恋のはずだった。
なのに、こんなにも苦しい…
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マンネ - めっちゃいい話でした！！ (2015年8月12日 13時) (
レス) id: cc86500d88 (このIDを非表示/違反報告)
みき(プロフ) - テヒョンかジミンでもお話作ってほしいです〜！！！！ (2015年5月24日 13時) (レス) id: 3ac5c21b4a (このIDを非表示/違反報告)
ま(プロフ) - ユンギオッパ大好きだったのですっごくつらいですけどホソクと上手くいってね主人公ちゃん…(完全に感情移入しちゃいました) ユンギオッパのこと考えて涙出てきました（笑） 本当に素敵なお話でした〜〜！ (2015年5月19日 12時) (レス) id: 38c5297ef8 (このIDを非表示/違反報告)
mgmg(プロフ) - あやのさん» コメントありがとうございます(;_;)嬉しいです〜！ (2015年4月21日 21時) (レス) id: 6dbd2b6710 (このIDを非表示/違反報告)
mgmg(プロフ) - なるみさん» ありがとうございます！ (2015年4月21日 21時) (レス) id: 6dbd2b6710 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：mgmg
| 作成日時：2015年3月29日 12時
