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「眠…」
お風呂から上がって、ベッドにダイブする。
…はぁ、疲れた。
だけど本当に楽しかったなぁ。
髪乾かさなきゃいけないのに、眠い…
ドライヤーに手を伸ばそうとした時、携帯が鳴った。
「よぼせよ〜？…ユンギオッパ！」
『…ん、お前ちゃんと俺のパーカー返せよ？』
あれ、声に元気がないように聞こえるのは、疲れてるからかな。
「はいはい〜わかってます。…ん？それだけ？」
『いや…ちょっと今、時間ある？』
「うん、暇だよ。」
『本当は会って話したいんだけど…聞きたいんだ。
…バレンタインの日、何があったか。」
バレンタイン…
そのワードを聞いただけで心臓がうるさく鳴る。
ユンギオッパがその日の事を聞いてくるなんて。
「…バレンタイン…」
『無理にとは言わない。だけど俺、やっぱずっと気になってて…』
言わなきゃいけない。
直感的にそう思った。
今私の事を一番わかってくれるのはユンギオッパ。
大切な人に、本当のこと言わなきゃいけない。
それにあの日、私を助けてくれたのは紛れもなくユンギオッパなんだから。
「…わかった。
あの日私達、学校の帰りにイルミネーション見に行く約束してたの。そのために、ちょっとおしゃれして学校に行って。それで学校が終わってね、ホソクが、スヨンにクラブ休むって伝えてくるって…言って、私ずっとバス停で待ってたの。
なのに、バスが行っても帰ってこなかった。
どうしたのかなって思って部室に入ったら、ホソクとスヨンが…
…キス、してたの。』
話してる間も、鮮明に記憶が蘇る。
ユンギオッパは相槌を打ちながら聞いてくれた。
『…そうか。辛かったな…』
そう言われて、涙が一粒溢れる。
「…ん。」
『こんなこと聞いてごめんな…だけど、今聞かなきゃこれからずっと聞けないような気がして。』
「私こそ言わなくてごめんね…」
『話してくれて、ありがとう。』
「ううん、こちらこそ。」
気づけば私はユンギオッパのパーカーを握りしめていた。
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マンネ - めっちゃいい話でした！！ (2015年8月12日 13時) (
レス) id: cc86500d88 (このIDを非表示/違反報告)
みき(プロフ) - テヒョンかジミンでもお話作ってほしいです〜！！！！ (2015年5月24日 13時) (レス) id: 3ac5c21b4a (このIDを非表示/違反報告)
ま(プロフ) - ユンギオッパ大好きだったのですっごくつらいですけどホソクと上手くいってね主人公ちゃん…(完全に感情移入しちゃいました) ユンギオッパのこと考えて涙出てきました（笑） 本当に素敵なお話でした〜〜！ (2015年5月19日 12時) (レス) id: 38c5297ef8 (このIDを非表示/違反報告)
mgmg(プロフ) - あやのさん» コメントありがとうございます(;_;)嬉しいです〜！ (2015年4月21日 21時) (レス) id: 6dbd2b6710 (このIDを非表示/違反報告)
mgmg(プロフ) - なるみさん» ありがとうございます！ (2015年4月21日 21時) (レス) id: 6dbd2b6710 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：mgmg
| 作成日時：2015年3月29日 12時
