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グクは涙を自分で拭うとティッシュを一枚とってぶーんッ！と鼻をかんだ。
JK『あーもう。ヌナのせいで明日目腫れちゃうじゃん……
ごめんね、ヌナとのちゅーはもっとロマンチックにする予定だったんだけど』
じわりじわり、だんだん目頭が熱くなる。
「…グク」
JK『…え？……どうしてヌナが泣いてるの』
やがてそれは雫になって、私の頬を伝った。
「ごめんね…私っ…」
JK『あーもう。謝んなくていいの！俺キスしたし！おあいこでしょ？それとももっかいキスしてくれるの？』
グクはおでこをコツンと私のおでこに合わせて、潤んだ目で少し笑って言った。
「…」
JK『なぁんだ、してくれなんだw』
「…うぅっ…」
JK『はぁもう何泣いてんの…会いたかった人に会えたんでしょ？泣かなくていいじゃん』
グクは私を抱き寄せて背中を優しく撫でてくれた。
まるで、腫れ物に触るように優しく。
男らしい肩に体重を預ければ、心の中のモヤモヤが全部吸い取られていくみたいに感じた。
JK『…あぁ、あともう少しでヌナは俺のものになると思ったのになぁ』
グクは独り言のように呟いた。
JK『…俺、またヌナに振られるのか』
グクの髪は石鹸の良い香りがして、私の顔に当たってくすぐったくて…またより一層、強く私を抱きしめる。
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shino347(プロフ) - 最高な小説です！！！！！もうほんとに続きが気になってしかたないです。。もう更新はされないのでしょうか、、？ずっと待っています。本当に素敵なストーリーと書き方で、丁寧な描写でめちゃめちゃ感情移入して読んじゃいました。この作品に出会えて大感謝です！！ (2019年8月21日 0時) (
レス) id: 7f3f1e52e8 (このIDを非表示/違反報告)
ミコ(プロフ) - ほそくペンのほそくペンによるほそくペンのためのお話ですね…！mgmgさんの作る文章がとても心に染みました…。いいお話に巡りあえて嬉しいです！続きを楽しみに待ってます！！ (2016年5月10日 0時) (レス) id: b946d0b13c (このIDを非表示/違反報告)
南瓜(プロフ) - 面白くてつい最初からここまで一気に読んでしまいました！お忙しいとか思いますが続き楽しみにしてます！ (2016年4月16日 0時) (レス) id: 03bc33bcd7 (このIDを非表示/違反報告)
みずき(プロフ) - 何回読んでも感動します(T ^ T)mgmgさんの世界観が大好きです！ (2016年4月9日 1時) (レス) id: 5644ecc020 (このIDを非表示/違反報告)
yoo(プロフ) - 更新するの待ってます！！^^ (2016年2月9日 15時) (レス) id: e9e2b43d0c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：mgmg
| 作成日時：2015年9月16日 20時
