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結局、ホソクはお母さんが仕事から帰ってくるまで私の看病(ほぼどうでもいい話)をしてくれた。
『んじゃ、おばさん帰ってきたし俺帰るわ。』
「うん、ありがとう、バイバイ。」
軽く私に手を振って、相変わらず薄っぺらい学校カバンを肩にかける。
「…あ、ホソク。」
『…ん?』
「…私寝てる間に体温計った?」
…別にいいけど、全然いいけど、でもやっぱり恥ずかしい。
『…あ〜、計ろうと思ったんだけどさ、服…脱がさないといけないし…見るからに熱あったから…計ってない…』
赤くなって、照れたように鼻を掻く。
私のこと、女として見てないはずなのに、なのにそんな事言うからちょっと意外で、どう反応していいか分からなかった。
「…あ、わかった。うん。
…じゃあバイバイ。」
自分で顔が熱くなるのを感じた。
…何だこれ。
熱上がったのかな。
『…うん、じゃあ…また明日。』
こんな変な別れ方、初めて。
慌てて部屋を出て行ったホソク。
後ろ姿を見たとき、心臓が変な動き方をした。
…ダメだ私おかしい。
早く寝よう。
布団を頭まで被って、キツく目を閉じた。
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mgmg(プロフ) - くまさん» ありがとうございます! (2015年5月30日 21時) (レス) id: 6dbd2b6710 (このIDを非表示/違反報告)
くま - うひゃ〜好きです!私得です!kk更新ふぁいてぃん☆ (2015年5月30日 18時) (レス) id: 5818091ba5 (このIDを非表示/違反報告)
mgmg(プロフ) - サジャくんさん» ありがとうございます!頑張ります~ (2015年5月24日 20時) (レス) id: 6dbd2b6710 (このIDを非表示/違反報告)
サジャくん(プロフ) - 面白いです!続き楽しみにしてます(((o(*゚▽゚*)o))) (2015年5月23日 23時) (レス) id: 6c759ed696 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:mgmg | 作成日時:2015年5月18日 0時