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Aside
名残惜しそうにミンハオは離れる。
MH「なに?ヒョン?」
おはようございます。と私に挨拶するとミンハオの手を取るスンチョル。
SC「仕事だろ。行くぞ。
また、昼頃に食事を持ってきますので…
それまで皆仕事があり訪れないと思いますが、よろしくお願いします。」
A「寂しいわね…」
そう言うと眉を下げて困ったように私の顔を見る。
A「気をつけて…」
そう言うと一つ礼をして部屋から出ていく、また大袈裟にジャラジャラと鎖の音がして鍵の閉める音がした。
私の術があればあんな鎖は用を成さないが、彼らの愛ゆえだと思うと断ち切れない。不老不死の私にとって彼らと共にいる時間など、極めて短い。そんな時間を彼らのために捧げようと、甘んじてこの状況を受け入れている。
仕事と言っていた。
妖を払うと言う元々の私の使命を彼らは受け継いだ。彼ら自身には妖を払う能力は無かったはずだ。
あるとしたら神獣であるジュンくらいだろうか?妖を喰らうことならできるのだろう。それか、妖を生み出した人間を殺してしまうか…
どちらにせよ、妖も人間も救われない。
煙管をくわえ大きく息を吸い込む。
客が来たのだろう、ひどく孤独を恐れる匂いがした。
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ぴっぴ(プロフ) - 優さん» 本当にありがとうございます!これからも少しずつ更新しますので、よろしくお願いします! (2020年8月31日 9時) (レス) id: 85fef5c911 (このIDを非表示/違反報告)
優(プロフ) - こんな最高の物語にもっと早く出逢いたかったです (2020年8月31日 1時) (レス) id: dd29763737 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぴっぴ | 作成日時:2020年8月26日 11時