ジュンの得意技2 ページ2
JS side
普通はおまけという物は、お店の方がご好意でしてくれる物。それを自ら要求し、しかもそれが通ってしまうのだ。
おばちゃん「スイカをおまけにほしいって?冗談だろう?おにいさん。」
さすがに無理があると僕は思ったが、ジュナの大きな目でキラキラと見つめられ、八百屋のマダムは動揺していた。
そろそろ止めなければと声をかけようとすると
おばちゃん「わかった、わかった。はい、おまけだよ!持っていきな!」
JN「わーい!ありがとうおばちゃん!シュアヒョンお金払って〜」
とスイカと唐辛子を抱えてこちらにやってくる。
お金を払うときに、申し訳なさしかなくてごめんなさい。ありがとうございます。というとおばちゃんは苦笑いをして奥に入ってしまった。
屋敷までの帰り道は正直、覚えていなかった。早くスイカを見せたい。と信じられないくらいの速さで飛んだので僕は振り落とされないことに必死だった。
屋敷につき門の前に、すたっと着地すると人に戻りスイカだけ持って駆け出していく。
背中にいる人も考えろと、後ろから殴ってやりたくなったが、僕は紳士なんだと拳をしまった。
HS「やー!どうせ、八百屋の奥さんに目をキラキラさせてねだったんだろー!まったく…これだから顔がいいって得なんだよなー!」
とスニョンの大きな声が聞こえてきて
JS「その通り…」
思わず呟いてしまった。
ふらふらと屋敷の中に入ると、ジュナがスイカを自慢していた。ジュナの横顔も、スイカに群がるみんなの顔も本当に楽しそうだった。面倒な奴で大変な思いしかしないが、なんだかんだ、可愛い弟で憎めない奴だと思う。
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ぴっぴ(プロフ) - 優さん» 本当にありがとうございます!これからも少しずつ更新しますので、よろしくお願いします! (2020年8月31日 9時) (レス) id: 85fef5c911 (このIDを非表示/違反報告)
優(プロフ) - こんな最高の物語にもっと早く出逢いたかったです (2020年8月31日 1時) (レス) id: dd29763737 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぴっぴ | 作成日時:2020年8月26日 11時