検索窓
今日:14 hit、昨日:0 hit、合計:22,809 hit

ジュンの得意技2 ページ2

JS side


普通はおまけという物は、お店の方がご好意でしてくれる物。それを自ら要求し、しかもそれが通ってしまうのだ。


おばちゃん「スイカをおまけにほしいって?冗談だろう?おにいさん。」


さすがに無理があると僕は思ったが、ジュナの大きな目でキラキラと見つめられ、八百屋のマダムは動揺していた。

そろそろ止めなければと声をかけようとすると


おばちゃん「わかった、わかった。はい、おまけだよ!持っていきな!」


JN「わーい!ありがとうおばちゃん!シュアヒョンお金払って〜」


とスイカと唐辛子を抱えてこちらにやってくる。


お金を払うときに、申し訳なさしかなくてごめんなさい。ありがとうございます。というとおばちゃんは苦笑いをして奥に入ってしまった。



屋敷までの帰り道は正直、覚えていなかった。早くスイカを見せたい。と信じられないくらいの速さで飛んだので僕は振り落とされないことに必死だった。

屋敷につき門の前に、すたっと着地すると人に戻りスイカだけ持って駆け出していく。


背中にいる人も考えろと、後ろから殴ってやりたくなったが、僕は紳士なんだと拳をしまった。


HS「やー!どうせ、八百屋の奥さんに目をキラキラさせてねだったんだろー!まったく…これだから顔がいいって得なんだよなー!」

とスニョンの大きな声が聞こえてきて

JS「その通り…」

思わず呟いてしまった。


ふらふらと屋敷の中に入ると、ジュナがスイカを自慢していた。ジュナの横顔も、スイカに群がるみんなの顔も本当に楽しそうだった。面倒な奴で大変な思いしかしないが、なんだかんだ、可愛い弟で憎めない奴だと思う。

命の危機→←ジュンの得意技



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (46 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
316人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ぴっぴ(プロフ) - 優さん» 本当にありがとうございます!これからも少しずつ更新しますので、よろしくお願いします! (2020年8月31日 9時) (レス) id: 85fef5c911 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - こんな最高の物語にもっと早く出逢いたかったです (2020年8月31日 1時) (レス) id: dd29763737 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ぴっぴ | 作成日時:2020年8月26日 11時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。