その音をかき鳴らせ！【瀬見英太】

リハと本番 ページ15

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２組目、福島のバンドが中盤になった頃に控え室に戻り、楽器の具合を見に行く




ポローンと鳴らし、弦の状態を確認した









「次、Boleroの皆さん準備お願いしまーす！」




「「「「はーい！」」」」









楽器の移動をしにステージへ向かって音合わせとリハをする。




ハセさんのドラム調子良い。
小春ちゃんのギターも穏やかな顔から
想像できない巧みさ。
栞菜さんの声も相変わらずとても綺麗。




うん、今日120点だ。





最後のジャーン！という音と共にリハが終わり
再び控え室へ移動



少しの照明合わせの時間のため待機をして









「それではBoleroの皆さんスタンバイお願いしまーす！」




「よし！みんな行くよ！！」









私たちのグループはこの掛け声で
お互いの背中を叩き合う





そして拍手と共にステージへ。入場曲のSEが流れる




照明が消える









「仙台市バンド、Boleroです

　今日は楽しんで行ってください！」








栞菜さんの合図と共に拍手が鳴り響く
お互いに顔を見合わせて演奏を始めた









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