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パフェ。 ページ13

終業のチャイムが鳴ってまだ2分しかたってないのに


小瀧「先輩!迎えに着ましたー」


さっきとは違って後ろのドアからワタシを呼ぶ声が聞こえた








ちょ、そんなに大きな声で呼ばないでよ
クラスの女子たちの視線が痛いから!







一刻も早くこの痛い視線が飛び交う教室から逃げ出したい


そんな思いで小瀧君のいる後ろのドアへ向かった








小瀧「はよ行こ!結構混むんやって、このお店」


A「あ、うん・・・ん!?」


左手にぬくもりを感じるんだが・・・気のせいか?








自分の左手を見てみる








気のせいではなかったみたい








終業後の廊下、人混みをかき分けて歩いてく小瀧君


の、右手がワタシの左手を握っている









小瀧「先輩が迷子にならへんように(笑)」


A「ならないよ・・・さすがに学校では」


小瀧「やって、先輩ちっちゃいんやもん
  この人混みに紛れたら探すの大変やん」


A「な!ちっちゃくないですー!
  小瀧君が大きすぎるだけですー!!」


小瀧「はいはい(笑)」








とかなんとか話してるうちに下駄箱までたどり着いた








1年と2年は下駄箱の位置が違うから
いったん分かれて、靴をはきかえてから校門集合ということになった








A「あ、来た」


小瀧「ごめん先輩、下駄箱でクラスメイトに捕まって・・・」


A「いやー、全然
  うちも友達と話しちゃってたから」


小瀧「・・・優しい(小声)」


A「ん、なんか言った?」


なんか声が聞こえた気がしたけど・・・


小瀧「先輩の気のせいっすよ!」


と言われてしまった以上何も言葉が出ない









小瀧「先輩、行こ?」


さっきの小声の内容が気になって、ボーっとしてたとき
小瀧君がワタシの顔をのぞくようにして、そう言った









このまま立ち止まっていると、また手をつながれそうだったから


急いで歩き出した









ーーー









店に着くと、小瀧君が言ってた通り、結構混んでいた


平日の夕方、
学校終わりのJkと大学生とみられる若い女の人で
ほとんどの席が埋まっていた


が、私たちはどうやら運が良かったみたい


奥の方の、可愛い窓がついている、いかにもインスタ映え、
な席がちょうど空いたところだった

パフェ。→←パフェ。



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陽子(プロフ) - 猫助さん» そうなんですね…仲間ですね! (2020年1月11日 12時) (レス) id: b280303fe6 (このIDを非表示/違反報告)
猫助(プロフ) - 陽子さん» はい…腐も夢も美味しく頂きます笑 (2020年1月9日 23時) (レス) id: 2a69c218b3 (このIDを非表示/違反報告)
陽子(プロフ) - すみません突然なんですけど腐女子なんですか? (2020年1月9日 20時) (レス) id: b280303fe6 (このIDを非表示/違反報告)
猫助(プロフ) - おめめちゃんさん» ありがとうございます!そう言っていただけると更新の励みになります。頑張りますね! (2019年5月17日 21時) (レス) id: 61bfbda2dc (このIDを非表示/違反報告)
おめめちゃん(プロフ) - 更新ガンバです! (2019年5月16日 19時) (レス) id: ebd26ce3ec (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:猫助 | 作成日時:2018年1月21日 22時

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