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没ネタ:1 壁ドン ページ7

「良かった、来てくれたんだね」

酒呑君は黒い髪をなびかせ、私に穏やかに微笑んだ。そして、腰掛けていた机から降りて私ので方に近づいた。

「えっ⋯ちょ、何の用事なの?」

ジリジリと近づいてくる彼に思わず後ずさりをすると何かにぶつかった。

横目でちらりと確認するとその何かは壁だった。そして目の前には酒呑君。

彼は自然な動きで私の頬の近くの壁に手を置いた。いわゆる壁ドンというシュチュエーションだ。

「ねえ、Aさんの家ってどんな人達なの?」
「どんなって⋯お祓いとかそんな感じの人達だけど⋯」

そっか⋯教えてくれてありがとう。と酒呑君は言ったものの、離れる気配はない。

これは学校にいる彼のファンの皆さんならご褒美とも言えるシュチュエーションだけれど⋯。

「ねえ、離れてよ。近いってば」
「嫌だって言ったら?」
「力ずくでどかす」

全く⋯素直じゃないね、ともう片方の手も壁に置かれパッと見て逃げられなさそうな状況になってしまった。

「⋯私、暇じゃないんだけど」

私はそう言って彼の腕をくぐって教室を後にした。

「はぁ⋯もしトウマ君がしてくれたらなぁ⋯」

後にされることをこの時の私はまだ知らない。




【言いk((解説】
この話の通り、夢主さんはトウマ君にしか興味がなく、仮に壁ドンとかやっても塩対応なので没になりました。

因みに時系列はちょうど桜フェスの準備期間中です。【第1話 放課後の教室】の没ネタでした。

氷に甘えたい冬 冬side→←弐



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白波凛(プロフ) - リズミーヌさん» 1ヶ月以上レス返さないでごめんなさい!!え、私そこまで絵の才能ありませんよ。応援コメントありがとうございます!これからも頑張りますね! (2019年5月25日 14時) (レス) id: 71ad0170cd (このIDを非表示/違反報告)
リズミーヌ - イラストが上手で羨ましいです。私にもその才能をわけt((コマじろう「うるさいゲロ!」リズミーヌ「潰し」ナツメ「ミッチーとキャラかぶってる(笑)」話がずれましたが、これからも頑張ってください。 (2019年4月21日 14時) (レス) id: 16a78ad417 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:白波凛 | 作成日時:2019年1月1日 0時

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