弐 ページ6
「⁉」
それに驚いたのかトウマ君はビクッと肩を揺らす。驚いたことに彼もまた私の目をじっと見つめていた。(赤面しているけどね)
「「あー！もう、焦れったいなぁ！」」
「「え？」」
後ろからそんな声が聞こえたと思えばどんっという音がしてトウマ君が倒れ込んできた。反射で目を閉じる。
すると、ちゅっ、という小さめなリップ音がした。⋯これってまさか⋯と心の中で軽くフラグを建てると勇気をだして目を開けた。
「んっ！？」
「‼」
どうやら、フラグを綺麗に回収してしまったらしい。それもよりによってクラスメートの前でだ。
慌ててトウマ君が私の上からどいた。何をされたのか理解できたので顔がかぁぁっと赤くなる感覚がわかる。
とっさに自分の唇を抑える。⋯⋯柔らかかったなぁ⋯と阿呆な感想を呟くとかおりに爆笑された。
すると、ちょうどトウマ君も同じことを言われたのか「うっ､うるさい!」と言う声が聞こえた｡
「りんりん、もしかして嫉妬してたの？」
「なっ、う、うるせっ！」
クラスメートから来たからかいを言い返すと笑われてカチンと来た。
「Aちゃんってやっぱり可愛いよね!」
「は、はあっ！？」
唐突に姫乃さんに言われた一言に素っ頓狂な声が出る。
あっ、ヒメアヤもわかる⁉とかおりは喜び、何故か硬い握手を交わしていた。
ふざけんな、私の平凡で辛辣なモブライフを返せ⋯と、へにゃへにゃと座り込むと後ろから抱きしめられた。
「ヒュー⋯イチャつきますねぇ」
「かおり達だけには言われたくない」
そう言い、軽く肘鉄を食らわせ彼女から離れる｡嫉妬とか見苦しいかな⋯と思っていたけどトウマ君がヤキモチを焼いていたとわかったのは意外だった。
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白波凛(プロフ) - リズミーヌさん» １ヶ月以上レス返さないでごめんなさい!!え、私そこまで絵の才能ありませんよ｡応援コメントありがとうございます！これからも頑張りますね！ (2019年5月25日 14時) (
レス) id: 71ad0170cd (このIDを非表示/違反報告)
リズミーヌ - イラストが上手で羨ましいです。私にもその才能をわけt((コマじろう「うるさいゲロ！」リズミーヌ「潰し」ナツメ「ミッチーとキャラかぶってる(笑)」話がずれましたが、これからも頑張ってください。 (2019年4月21日 14時) (レス) id: 16a78ad417 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：白波凛 | 作成日時：2019年1月1日 0時
