妖怪探偵団の新年 ページ1
スマホがブブーっと震える。うとうと寝かけていた私はおもむろにそれを取り、画面を見る。
それはライン電話で表示されていた名前は“妖怪探偵団”。はぁとため息をついて通話ボタンを押す。
「あ!Aちゃん!明けましておめでとう!」
「おめでとー!」
シーンとしていた部屋ににぎやかな声が響く。流石に寝起きにキツイので少し静かにしてもらった。
「A、テンション低いね」
「トウマ君だってそうでしょ。もしかしてさっきまで寝てた?」
私が電話越しに彼にそう言うとよくわかったねと眠そうな声で帰ってきた。おまけにふぁぁと欠伸もしている。
「ちょっとちょっとー?二人てなにこそこそ話してるの?」
「ただ眠いなーって話てただけー」
おもむろに私は立ち上がり、机の近くにあるアロマキャンドルに日を灯す。すると、心地よい香りが広がった。
再びうとうとと寝そうになると暖かい何かが首元に乗っかった。
モフモフと癖になる感覚に獣臭い臭い。そして目の前で揺れる白い尻尾。間違いなくシロだ。
「シロ、重い」
「あっ、シロちゃんもいるの?」
「いますよー、んぁーっ!主、落とそうとしないでくださいー!!」
シロが首元で暴れるので思わずぐえっと乙女らしからぬ声を出してしまった。
「Aちゃん?だ、大丈夫?」
「ぷはぁーっ!あー⋯死ぬかと思ったわ⋯」
あははっと声が響き渡り、気づけば私は寝落ちをしていた。
⋯皆も寝落ちしたのは別の話。
ーーキリトリーー
あけましておめでとうございます!
まだまだ未熟ですかちまちまと更新していくので暖かく見守ってくださると幸いです!
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白波凛(プロフ) - リズミーヌさん» 1ヶ月以上レス返さないでごめんなさい!!え、私そこまで絵の才能ありませんよ。応援コメントありがとうございます!これからも頑張りますね! (2019年5月25日 14時) (レス) id: 71ad0170cd (このIDを非表示/違反報告)
リズミーヌ - イラストが上手で羨ましいです。私にもその才能をわけt((コマじろう「うるさいゲロ!」リズミーヌ「潰し」ナツメ「ミッチーとキャラかぶってる(笑)」話がずれましたが、これからも頑張ってください。 (2019年4月21日 14時) (レス) id: 16a78ad417 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:白波凛 | 作成日時:2019年1月1日 0時