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タイトル未定 ページ8
青 side
「俺とバンド組まへん？」
マルと同じ高校の制服を着た男子高校生がそう言った。
不気味に笑ってとんでもないことを言う奴だ。
なんで俺が見ず知らずの高校生とバンド組まなアカンねん。
「は？悪いけど、そういうん興味ないから」
「興味ない？残念やわぁ」
「声掛けるんならよそ行って下さい」
「俺かて誰でも声かけてるわけちゃうからな？」
こいつは一体何やねん。
何様のつもり？
こいつの音楽の実力は知らへん。
もしかしたらめちゃくちゃ歌が上手いかもしれへんし、天才的な作詞作曲の才能があるかもしらへん。
でも俺には、バンドやる気はさらさらない。
「悪いけど、バンド組む気ないねん」
冷たくあしらい、鞄を手に取った。
ギターを担ぎ、ポケッとしてるマルの肩を叩いた。
「行くで」
「あ、おん…」
「ほな、また聴きにくるわ」
片手を挙げて方向転換し、人混みのなかへ消えていった背中を俺はいつまでも睨んでいた。
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∞章いちご∞(プロフ) - 大好きです。この章説。続きを書いてほしいです。更新楽しみにしてますね！ (2016年8月15日 8時) (
レス) id: 71e837c081 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かぷちーの | 作成日時：2016年7月12日 22時
