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タイトル未定 ページ38
橙 side
「バンドなんか組まなくても、僕たち二人だけでも、プロ目指そう！
僕、章ちゃんのギター好きやし！最近章ちゃんが作曲の勉強してるの知ってるし、
これからも僕たち二人だけでやっていこうよ！！」
顔を上げた章ちゃんは少しだけ驚いて、そしてふふって笑った。
まるでつきものが落ちたみたいな、そんな笑顔だった。
「せやな。うん、俺たち二人で頑張ろう。そんであいつら見返したろ」
いたずらっ子みたいに笑う章ちゃんはもういつもの章ちゃんで、
僕は章ちゃんと一緒にいれたらそれだけでいいって本気で思っていた。
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中学の頃、軽音部で活動していた僕たちにとって、
バンドは憧れでもあり、その夢を壊したきっかけでもあった。
「次のライブで渋谷先輩に断りを入れよう。
やっぱり僕たちは、二人だけで充分や、」
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∞章いちご∞(プロフ) - 大好きです。この章説。続きを書いてほしいです。更新楽しみにしてますね！ (2016年8月15日 8時) (
レス) id: 71e837c081 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かぷちーの | 作成日時：2016年7月12日 22時
