この恋は叶いますか？ (ページ5)

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コンコンッ

『はーい、ってグク』

JK「先生ぇ、僕なんだか今日胸が痛くて～」

かっこよく凭れてノックしてたのが急に胸を押さえてクネクネとか弱いフリをする

『あら、そうなの～、じゃあベッドで寝てなさい』

JK「ありがとうございます」

『あ、でも今日は体調が悪い子が多くて吐いてた子もいたなぁ、シーツ変えたっけなぁ』

その言葉を聞いた途端にグクの動きが止まる

ごめんなさいね、そんな茶番に乗ってあげる女じゃないの

JK「シーツ変えないって衛生面的にどうなの？」

真っ青な顔して戻って来るグク

友達だからこんな楽しく過ごせるんだろうな

グクは女が苦手だから

グクに近づいた時から私は男っぽく強くいることにしてた

そんなずるい女だって知ったらグクは私から離れちゃうんだろうな

『嘘よ、ご飯もう食べたの？』

JK「まさか」

『じゃあ、食べに行こ？これまとめ終わったらすぐ帰れるから』

JK「早く～お腹すいた～」

コートのポケットに手を突っ込んで、ピョンピョンと飛び跳ねる、まるで子供みたい

『あ～ウリジョングガ～良い子にしてたらご褒美あげるから待っててね～う～良い子良い子～』

つい癖なのだが、グクがこうして甘えて来るから私はグクにオンマのように接してしまう

だから、こうして両頬を挟み捏ねくり回すことなんてよくやってしまうのだ

『あ…』

潔癖症だから、嫌がられる

しちゃいけない

わかってても母性本能が擽られてしまうのだから仕方ない