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優しさ ページ10

あすかside

秀太「好きなのは……本当。あすかは気づいていたよね?」

あすか「………うん。」

秀ちゃんの気持ち気づきながらずっと甘えていた。

秀太「側にいて守ってやるのは……俺じゃない。」

あすか「………」

秀太「それは、西島の役目だから。」

あすか「でも……」

隆弘はきっともう……

秀太「ほら、また悲しい顔する。
俺が笑顔にしてやるよ。だからまた、喧嘩したらいつでも話きいてやる。」

今まで、秀ちゃんには沢山辛い思いをさせてきたはずなのに……

秀ちゃんの優しさが胸に染みる。

あすか「秀ちゃん……ありがとう。」

秀太「うん。やっぱりお前には笑顔が1番似合う。」

こんな私を好きになってくれてありがとう。

心配してくれてありがとう。

秀太「分かったら、早く戻る!
あんな書き置きなんてして心配してるんじゃない?」

あすか「………そうだよね。ちゃんと話さなきゃだよね。」

秀太「あすか!しっかりしろ。
この12年お前が西島を想っていた気持ちって
そんな軽いもん?」

あすか「違う…」

秀太「だったらそんな簡単に終わらねぇよ。その想いは西島も同じはずだ。

それに西島がウザいくらいお前を想ってること1番分かってるのはあすかだろ(笑)?」

あすか「うん(笑)そうだね。
秀ちゃん……本当にありがとう。」

秀ちゃんの優しさを受け取り私は隆弘の元に走った。

いつも助けてくれて、どんな時も味方でいてくれる。

感謝でいっぱいだ。

絶対に終わらせないから!!

そんな思いで必死に走った。

たどり着いた隆弘の家、インターフォンを鳴らしても反応はない。

まだ帰ってない?

不安な気持ちを抑え合鍵で中に入った。

真っ暗な部屋の中、見渡しても隆弘の姿はどこにもない。

机の上に置いた手紙はなくなっていた。

1回帰って来たのかな……

どうしたらいい?

どうしたらいいのか分からず家を出ようと玄関に向かうと勢いよく扉が開いた。

そこには汗だくになりながら息を切らす隆弘がいた。

あすか「あっ、隆……」

次の瞬間、私は隆弘の腕の中にいた。

西島「バカ……心配させるな。」

あすか「……ごめんなさい。」

西島「もう2度とおれの前からいなくなるなよ……。」

あすか「……うっ、ごめ、ごめんなさい。」

隆弘は私の涙をそっと拭うと優しく笑った。

西島「絶対に俺から離れるな………いや、絶対に離さねぇ…」

そう言って優しくキスをくれた。

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くま - 走ってましたね笑続きも楽しみにしてます (2017年7月23日 11時) (レス) id: 6dbd28e3f1 (このIDを非表示/違反報告)
banbi(プロフ) - くまさん» コメントありがとうございます。にっしーは汗だくで走ってました(笑)またにっしー登場してきますので続きもよろしくお願いします。 (2017年7月23日 2時) (レス) id: 99a5649e0c (このIDを非表示/違反報告)
くま - しゅーたかっこいいよー にっしーはどうなってるんだろう? (2017年7月22日 11時) (レス) id: ba438783d5 (このIDを非表示/違反報告)
くま - めっちゃ続きが気になる~! (2017年7月22日 1時) (レス) id: 6dbd28e3f1 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:banbi | 作成日時:2017年7月15日 0時

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