約束 ４

まさかの…… ページ28

西島side

繋がる真司郎と千晃の想い。

よかったな。

お前も一途に想い続けてたもんな。

真司郎「………まだまだ結婚式はせぇへん。」

千晃「えーー？」

真司郎「だって、やっと両思いになれたんや。もっとカップルを楽しみたいやん！
そうやな、あと３年は恋人を楽しみたいかな。」

千晃「３年……私いくつよ？」

西島「はははは。千晃、頑張れ(笑)」

日高「あはははは。」

爆笑する俺と日高に予想外の言葉が聞こえてくる。

あすか「３年かぁ……。
じゃあ……２人の結婚式にこの子はリングボーイかな？それともリングガール？」

宇野「じゃあ………うちの子は、フラワーボーイ？ガール？……楽しみだね〜！」

２人は“ねぇ〜”なんて微笑み合いながら愛しそうにお腹を擦っていた。

西島「え？」

日高「へ？」

西島 日高「えーーーーーーー？」

真司郎「マジ！？」

秀太「そう言うこと？」

浦田「ビックリ！」

西島「待って待って待って！」

日高「ちょっ、ちょっ、ちょっとまじで？」

千晃「２人とも落ち着きなよ(笑)」

西島「落ち着いてられないだろ！」

日高「そうだよ！実彩子？」

宇野「４ヶ月だよ。」

あすか「私は３ヶ月。」

西島 日高「やったーーーー！」

西島「だ、大丈夫？ずっと立ってるけど(汗)」

あすか「大丈夫だよ。」

日高「もっと早く言えよ〜。女子達は知ってたの？」

宇野「まぁ、私とあすかは同じ産婦人科だから(笑)」

千晃「私はドレス着せるのにねっ！」

あすか「うん…。お腹を締め付けないように違うドレスにした方が良かったんだけど。
どうしてもこれが着たくて……千晃にワガママ言ってサイズ変えてもらったの。」

西島「そうだったんだ………。
ここに俺達の赤ちゃんがいるんだ……」

そっとあすかのお腹に触れると
自然と涙が沸き上がってきた。

あすか「もう、泣きすぎ(笑)」

西島「だって、めちゃくちゃ嬉しくて。」

浦田「こっちにも泣いてるやついるよ(笑)」

西島「日高〜(涙)お前もか〜。」

秀太「お前ら(笑)」

真司郎「よかったやん。」

俺は喜びを胸にあすかを抱き締めた。

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