運命 ４

運命の人 ページ8

あすかside

真司郎、隆弘、みつくん、秀太
みんなとの事を一通り話した時

姉「あすかって真ちゃんのこと好きなんじゃないの？」

姉に言われた一言…。

あすか「私が…真司郎を………好き？」

姉「えっ？違うの？
私はてっきり両思いなんだと………
詩歌ですらそう感じてるよ？」

確かに真司郎がうちに泊まった日から意識している自分がいた。

もしかしてなんて思う事もあったけど……


宇野「あすかはみんなのこと…真司郎のこと…
どんなふうに感じてるの？
どう思うのか分からないならどう感じてるのか考えたら気持ちが見えてくるかもよ？」

みんなのこと……どう感じるか？

千晃「あすか……。
今日、秀太と出掛けてどうだった？」

秀太……

あすか「……楽しかったよ。

秀太とは考え方が似ている部分があって…
私が考えてる事と同じ事を考えてたりとか。」

一緒に朝食を食べた時も今日ショッピングをしていた時もそうだった。

あすか「不器用だけど、いつも私の事を心配してくれる……すごく優しい人だなって……。」

浦田「そっか……。日高は？」

あすか「みつくんは…最初はかっこいいなぁって気持ちで……

初めてみんなのライブに行った時に詩歌に誰かのタオルを買うように言われて選んだのがみつくんだった。

憧れの人って感じで、抱き締められたりキスされたり気持ち伝えられたりしたのが夢の中のことみたいで………。」

初めてキスされた時も
起きたら抱き締められていた時も
気持ち伝えられた時も

私……緊張してたな。

あすか「近くにいてもどこか遠い世界の人って感じてしまう……。」

千晃「………にっしーは？」

あすか「隆弘は気持ち伝えられたのが出会ってすぐだった。
はじめから積極的で……
隆弘にはいつも流されてしまってる自分がいて……。」

気持ち伝えられた時

『俺の事が好きで好きで仕方なくなるようにしてあげるから。』

なんて言われたっけ…………。

あすか「隆弘にはいつもドキドキしてた……。
でも、一緒にいても隆弘がよく分からなくて…
いつも戸惑っていた……」

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