運命 ４

作戦会議 ページ31

千晃side

あすかと女子会をしてから１週間が過ぎた。

昨日あすかに電話をしたら真ちゃんとまだ話していないって言っていた。

そんなあすかは電話越しでも分かるくらい元気がなかった。

もー真ちゃんなにしてるのよ！

今日は久しぶりにAAAでの仕事だ。

ここは私がなんとかするか！

ちょうど真ちゃんは別仕事で一人遅れている。


千晃「ねぇみんな少しいい？」

私の声でみんなが集まる。

千晃「あのね……あすかのことなんだけど。」

あすかの名前に３人は少し俯いた。
こんな話、酷だよね。

でも、３人だってあすかの幸せをきっと願ってるよね？

千晃「秀太、にっしー、だっちゃん……
3人ともあすかと話したんだよね？」

秀太「…うん。」

西島「あぁ。」

日高「話したよ。」

千晃「じゃあ、あすかの気持ち分かってるよね……？
私ねあすかには幸せになってもらいたい。
みんなは？」

宇野「私も！」

浦田「もちろん、俺も！」

秀太「………俺だって。」

日高「俺も。」

西島「…………」

千晃「にっしーは？」

西島「……当たり前だろ！
俺だってあすかには幸せになってもらいてぇよ。」

宇野「みんな……バカみたいにいいやつら(笑)」

浦田「本当に(笑)」

ふふっ…本当に宇野ちゃんの言うとおり……いいやつら。

秀太「うるせぇーなぁ(笑)」

西島「本当、少しくらい慰めろよ。」

日高「ははは(笑)
で？あすかちゃんがどうしたの？」

千晃「あっ、うん。それがまだ真ちゃんと話してないらしいの。」

宇野「もう、なにしてるのよ……」

浦田「確かに真司郎、今忙しそうだもんな。」

西島「でも時間作ろうと思えば作れるだろ？」

日高「作れても夜中とかになっちまうから気をつかってるんだろ。」

千晃「あすか元気なかった……
もう、私もどかしくて！」

西島「この際時間なんて関係ねぇじゃん？」

秀太「だな。早くあすかには幸せになってもらいてぇしな。」

私達はあすかと真ちゃんを会わせるため作戦を考える。

３人とも、フラれたのに……あすかの幸せのため一生懸命考えてる。

真ちゃん……これは絶対にあすかを幸せにしないと怖いよ(笑)

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