運命 ４

みつくんへの答え ３ ページ30

日高side

日高「気にするなよ。
自分の気持ちに気づけてよかったな。
………その気持ち大切にしろよ。」

あすか「ありがとう……。」

日高「秀太と西島には伝えたの？」

あすか「えっ……、うん。２人には昨日。」

そう言ったあすかちゃんは辛そうな顔をしていた。

きっと自分を責めてるんだろうな…

勝手に好きになったのは俺達なのに……ごめんな。


俺の言葉に涙を流すあすかちゃん。

そんな彼女を優しく抱き締める……これが最後。

こんなことも、これからは真司郎の役目だな。

あすか「みつくん……ごめんね。また洋服が…。」

日高「大丈夫だよ(笑)
真司郎にクリーニング代請求するから(笑)」

あすか「……(照)」

日高「あっ、でもこれ言ったらまたヤキモチ焼いちまうか。」

あすか「………」

日高「あいつ結構ヤキモチ焼きだからな(笑)
素直じゃないし……恥ずかしがり屋だしな。
そんなんだから不安になることあるかもしれないけど、いつでも信じてやれよ？
……真司郎のこと頼むな。」

あすか「………うん。」

日高「もしまたケンカした時はいつでも胸かすからな(笑)」

最後にあすかちゃんの頭をそっと撫で俺は彼女と反対方向に歩きだした。

小さくなるあすかちゃんの後ろ姿を見つめ

日高「幸せになれよ……ﾎﾞｿｯ」

なんて呟いてみたりして。

好きな人の幸せを一番に願う
こんな運命もあり………かな。

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