運命 ４

感謝 ２ ページ13

あすか「みんな本当にありがとう。」

みんなが優しく私を見つめる。

浦田「よかったねあすかちゃん。」

千晃「うん。幸せになってね。」

あすか「………うん。」

よかった……でも、私にはやらなきゃいけないことあるよね。

私の不安が顔に出ていたのか浦田さんがそっと口を開いた。

浦田「大丈夫だよ……。
3人とも分かってくれるよ。」

あすか「えっ？」

浦田「あの3人が一番あすかちゃんの幸せを願ってるんだから。」

千晃「そうだよ。あすかの正直な気持ち伝えてあげて。」

宇野「そうそう。あとのフォローは私達に任せて！それにあすかが幸せなら3人とも喜んでくれるよ。」

頼もしそうに言う３人の言葉に涙が溢れそうに………うん？

あすか「なっ、なんでお姉ちゃんが泣いてるの(汗)？」

姉「うっ……だって…
3人とも優しすぎる。こんな妹の為にありがとうございます。」

千晃「いえいえ(笑)
私達もあすかのこと大好きなんです。」

宇野「うんうん。あすかは大切な友達です。」

千晃ちゃん………
実彩子ちゃん…ありがとう。

浦田「本当に素敵な姉妹ですね。」

姉「うぅっ……そんな。

あすか…本当によかったね。
お姉ちゃんずっとあすかに謝りたかったの。
いつも私達親子の為に自分を犠牲にして…助けてくれて……
彼氏作る時間も友達と遊ぶ時間もなかったよね………ごめんね。」

あすか「お姉ちゃん……」

姉「こんな素敵な友達にあんなかっこいい彼氏まで……
本当によかったね。」

あすか「彼氏って……まだつき合ってる訳じゃ…」

姉「早く返事して幸せになるんだよ！」

あすか「……ありがとう。」

ずっと姉が私に申し訳ない気持ちを持ってくれている事はなんとなく気付いていた。

私が好きでやってることだから気にしなくていいのに……

あすか「これからも詩歌の事は任せてね！」

姉「あすかー！！」

勢いよく抱きついてくる姉

あすか「もう…いつまで泣いてるの。」

姉「だって……」

そんな私達を３人はあたたかい目で見つめていた。

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