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「なんで俺の事避けるの?」
山崎さんといつもより顔の距離が近くて目を合わせられない。
顔は綺麗だし。
『...だって、何考えてるか全然分かんないですし、山崎さんといると調子狂うっていうか...』
山崎さんが近くにいるとなんだか落ち着かない。
居心地が悪いというか...
とにかく、なんでか胸がどきつく。
『大体、なんでいつも私なんかに絡んでくるんですか。』
「私なんかってやめてよ。そりゃ、
可愛いからに決まってるじゃん。」
『…へ、?』
思わずばっと顔を上げて山崎さんの顔を見てしまう。
山崎さんは大切そうに私の頬を撫でて微笑んだ。
「ほら、そうやってすぐ顔真っ赤にする所とか、ちょーかわいい、」
『な、そ、そういうの、!やめてください!』
山崎さんがそういう顔をするから。
「どういうの?」
『その...ほ、ほんとに可愛いって思ってるみたいな顔...』
言葉が詰まって逃げ出したくなる。
「...んー、じゃあAちゃんもそういうのやめてよ」
『?ど、どんなのですか?』
「俺の事好きって顔♡」
『!!し、してないです!!!』
山崎さんの突然の爆弾発言に思わず逃げ出しそうになるけど、山崎さんの腕にがっちりホールドされていて叶わず。
「はいはい逃げない」
『す、好きだなんでそんな...』
「じゃあ、嫌いなの?」
『違います!!でも...好き、?』
好きかどうかと聞かれると、、よく分からない。
山崎さんは、自覚がなかったか〜とかなんとか、1人でブツブツ言っている。
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作者名:ちゅお子 | 作成日時:2023年7月3日 2時