いけしゃあしゃあ (ページ1)

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Why are you avoiding me? ♥ Bs21 ページ1

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「Aちゃんやっほ〜」

『げ、山崎さん...お疲れ様です...』

「そろそろ颯一郎って呼んでよ」

物置みたいな、誰も入ってくることの無いこの部屋が私のお気に入り。このおじゃま虫が入ってくる以外は…！

山崎さんの開けた扉からするりと抜け出そうとすると、私の腕を掴み空いてる手の方で扉をバタンと閉められた。

「ちょっと、なんで逃げんの。」

『逃げてないです』

「逃げてるって。俺が来るとすぐどっか行っちゃうじゃん。寂しいな〜」

わざとらしく泣き真似をする山崎さんだけど、私の腕をがっちり掴んでいて。

『そんなことないですって。だから手、離してください』

「離したら逃げるでしょ」

『に、逃げないです』

「...だめ。なんで逃げるのか教えてくれるまで離してやんない。」

山崎さんは私の腕を掴んだまま移動して、椅子にどかんと座った。

なんだか今日は一段としつこいな。

「はい、ここおいで」

そう言って山崎さんがぽんぽんする所は、

山崎さんの膝の上。

『え、、む、無理です、！！』

「無理じゃないって。ここじゃないと話聞かないからね。ほら早く。」

ぐいぐいと腕を引かれて為す術なく
向かい合わせになって膝の上に乗せられてしまった。