やけくそ【津田健次郎】 (ページ2)

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『いいですよ、私で良ければ。』

？？「嬉しいけど、そんなホイホイついて行ったら危ないよ？」

『貴方が誘ったんじゃないですか。』

？？「まぁ、俺は良いオジさんだから安心してな。」

.

そしてバーを出たが、何を思ったのか私は名前も知らないオジさんの腕を掴んでいた。

？？「おっと、積極的だねお嬢さん。」

『"お嬢さん"じゃなくて、Aです。』

？？「ワンナイトで自分から名乗る女の子、初めて見たよ。」

『オジさんは？』

？？「俺？俺は...、津田健次郎。」

『津田さんか、健次郎さん...。』

津田「このホテルは綺麗だったな、行こうか。」

私がオジさんの名前を呟くと、津田さんは近くのホテルに足早に入ろうとした。

何か引っ掛かるが、今はどうでもいい。

オジさんのテクニックに期待するだけだ。